就活を始めて、そんな壁にぶつかっている人も多いはずです。結論ですが自己分析は【就活に必須】で、しっかり取り組めば内定獲得の確率を確実に上げてくれます!
※読み進める中で正直「めんどくさいな」となる部分もあるかもしれません。しかし遠回りこそ、就活の近道。ここでしっかりやるのか。後々動き出して後悔の残る就活となるのか。就活に取り組む前提も大切ですので、ゆっくりでもかまいません。最後までしっかりお読みください。
目次
自己分析の目的は何か
自己分析をする目的は「就活の成功」です。このように「なぜするのか」は何事においてもかなり重要ですので、まず初めは「そもそもなぜ自己分析が必要か」をまとめます。
目的なく筋トレするのって大変ですよね。目的を創ったり、理解しておくと筋トレの効率や質は上がります。それと同じで就活をより効率的に。より質の高いものにするには目的を理解することが最優先です!やみくもに動き出さないように注意しましょう♪
自己分析の目的は
- 自分自身の事を理解できる。
- 企業選びの軸を創ることができる。
この二つです。
自己分析が【出来ているとき】【出来ていないとき】の二つに分けて面接の場をイメージしながら読み進めてみてください。
自身の事をしっかり面接官に伝えられる(①の結果)。より深い志望動機を面接官に伝えられる(②の結果)
このように自己分析は就活の成功のカギとなります。安易に捉えず、しっかりこの後解説する内容に取り組んでみてください!
自己分析の目的|できない人は○○と同じ
少し補足ですがよく「面接苦手。話すの苦手」という人がいますが、それは違います。
自分の理解が深まれば、話すのが苦手でもある程度は自分の事を伝えられるようになるのです。就活の面接苦手と言ってしまうのは経験がなかったり、自分自身の理解が深まってないからだったのです。(もしくは練習不足)自己分析が深まっているだけで、内定を勝ち取る確率はグンッと上がります!

皆さんが服を買いにお店に行ったとします。
- そこで商品の事を聞いても、商品の事を答えられない店員さん・・・
- あなたが質問しても店員さんが困った顔をして商品の事を答えられない・・・

となりますよね。
これ、自己分析できていない人と似ています。
就活においてはあなた自身がいわゆる人材という商品なのです。
また自己分析は企業選びの軸にもなり、相手が欲しいと思ってもらうことが就職活動です。
自己分析ができていないのは、商品(自分)の事を理解できていない店員さんと同じです。裸で企業に殴り込みにいくような恥ずかしいことにならないようにしましょう!
- 自分自身の事を理解できる。
- 企業選びの軸を創ることができる。
自己分析が出来ていると、面接官にしっかりと自分の事、考えを伝えることができる。
自己分析の簡単なやり方【人事目線で教える4選】
自己分析の重要性は理解いただけましたでしょうか!?
ここからは、皆さんが最も知りたいであろう自己分析の「やり方」について解説します。
複雑にあれもこれもとしてもややこしいので【重要な4選を手順通り解説します】ので飛ばさず、読み進めていただければと思います。
遠回りこそ最短ルート!

自己分析の簡単な方法【STEP①】自分史の作成編
自分史とは自分の過去の年表のことで、過去起きた出来事を見える化したものです。
「自己分析」の名の通り、簡単にいうと「自分の事を理解する」「習慣となっていることを理解する」ということですので過去を振り返ると自分の思考の癖が見えてくるので自分史を作成します。
ポイントは一つ【一貫性があるかどうか】
- 進学の際
- 何かを途中で辞めた際
- 壁にぶつかった際
- そして今の就活
という過去からの一貫性を伝えても良いですし
といった、過去を振り返ったうえでの、これからはチャレンジをするという内容でも良いです。
とにもかくにも重要なのは自分史から見えた自分の思考の癖を見つめる事ができるかどうか。
過去の自分史を踏まえたうえで今後はどうしたいのか。どうなるのか。新卒で実務実績がない状態だとこのような“気持ち”を大切にしている会社もあります。自分の事を理解していない状態で面接に臨んでも、人事担当にすぐに見抜かれてしまいますので下記を参考に自分史を作成してみてください。
過去の経験を振り返る:今の自分の癖は過去の【どの体験で生まれたのか】探す。過去様々な経験を振り返る事で、共通の思考が見えてくるので自分の性格分析になるとともに、気づかなかった当たり前の習慣化された思考が見えてくる。
- 学校の宿題などでも、当たり前に提出する人もいれば、遅れるのが当たり前の人もいます。
- 難しそうな事に直面したとき「とりあえず行動しよう」と思考が癖付いている人もいれば、「これは●●がリスクだからやめておこう」となる人もいるのです。
自分としては強みじゃない事でも他人から褒められる事ってあると思います。
それは【周りからすると基準の高い良い習慣】なのです。それは自分の長所になったり、就活においては面接での自己PRに繋がったりもします。
自己分析で自分を理解する際に、記憶にぱっと出てくるストーリーや成功体験からしか自分を見ない人もいますが実は日常生活に自分の思考の癖は隠れています。そしてそれはあなたの過去の経験どこかしらからきたもので醸成されているはずです。
要は「人によって当たり前って違う」のです。
ここで参考に、自分の思考性「周りの目を気にする人」の実際の自己分析の過去振り返りをご紹介します。

このように【自分のアイデンティティってどこでできたんだろう】という視点で過去遡ってみると自分が普段取っている行動の要因が見えてきます。
そしてだからこその強みを話せるのと、弱みも理解出来ている/改善策も検討出来ているからこそ人事担当は「自分の事をわかっているな」「反省と行動をしっかりできているな」と思ってもらえるのです。
自己分析の簡単な方法【STEP②】好き嫌いの洗い出し編

自分史の次にするのが先ほども書いた通り「自分の好きと嫌いを明確にする」という事。
まずは画像をご覧ください。

このように、就活で必死に勝ち取った企業でも【自己分析ができていないだけでミスマッチだった】という事例は少なくありません。
そしてミスマッチは仕事の早期退職を引き起こし、市場価値の低い人財となってしまいます。
重要性を理解してもらうためにもう少し離職について触れておきます。
3年以内に離職した人の理由をまとめたデータです。

引用:平成 28 年度 中小企業・小規模事業者の人材確保・定着等に関する調査(みずほ情報総研株式会社)
このように3年以内の離職第一位は人間関係、第二位は業務内容への不満です。
これの本質をお伝えしておくと
という事なのです。
・
・
・
そうです。自己分析が浅かったが故にこのような早期退職を引き起こしてしまう可能性があるのです。
就活は企業に審査されるのも事実ですが面接を通して「お互いの価値観合っているね」となるから承諾して長く働く事ができるのです。
【好き】
競争環境(部活動/受験戦争の環境にずっといたから)
厳しい環境(厳しいことをすると成長できる実感があったから)
自分が主役(学校生活でも部活でも先陣を切ってきたから)
読書(物語の想像など思考を凝らすのが好きだから)
【嫌い】
孤独(チームでスポーツをしてきて支えられたから)
暇な時間(やる事がないとイライラしてしまう)
なれ合い・妥協(成長がないと思ってしまうから)
脇役(縁の下の力持ちは自分には合わないと思うから)
このように書き出してみましょう。好きなモノ「寿司」とかそんな身近なものでもかまいません。
意外と書き出すと難しいものです。頭で考えるのではなく書き出してみましょう。そのほうが頭の中は整理されて円滑に自己分析を進めることができます。
自己分析の簡単な方法【STEP③】優先順位をつけ企業選びをする

さあ、ここまで自己分析をして
- 自分の「好き」「嫌い」を書き出し
- 自分の過去分析をもとに自分史の作成
ができたと思います。
ここで企業を無作為に探し始める人もいますがもう少しお待ちください。
ここからが実際に【企業選びの軸決め】【志望動機・自己PR作成】に入るわけですがここでは【優先順位をつける事】がかなり重要です。
優先順位をしっかりつけていなければ、就活でさまよってしまったり入社後のミスマッチに繋がります。ここまでやった自己分析を活かすためにも企業選びの軸を固めましょう。
これは結論、優先順位が付けれておらず、どこの企業から内定をもらっても文句を言ってしまう人です。
「対価と報酬」という言葉を聞いたことはあるでしょうか!?何かを得るときは何かを失うという内容ですね。
「若くして成功を得たい」場合は、「同世代よりも圧倒的に大きな経験や挫折を体験したからこそ、それを乗り越え成功を得る」のです。このように成功を得る(報酬)ためには、20代の遊ぶ時間や自由な時間(対価)を払う必要があるという事。楽に稼ぎまくれるほど世の中甘くありません。笑
先ほど出した例でもう少し詳しく解説します。
【好き】
厳しい環境(厳しいことをすると成長できる実感があったから)
自分が主役(学校生活でも部活でも先陣を切ってきたから)
【嫌い】
なれ合い・妥協(成長がないと思ってしまうから)
脇役(縁の下の力持ちは自分には合わないと思うから)
上の例の場合だと
【大手企業は向かない可能性】があります。今でさえ若手でもチャンス・発信できる大手企業は多いので、すべてではないですが、基本的に中小・ベンチャー企業・スタートアップは厳しい(大変)だけれども一緒に会社を創っていかなければいけないので「20代で会社の主役」になれる確率が高いのです。
しかしそんなキラキラしたベンチャーイメージをもちろん20代で主役になるということは多きな責任が伴い、大手で働くよりも圧倒的に苦労するはずです。しかし苦労してでも「成長できる厳しい環境」「自分が当事者で仕事をしたい」と言ってるひとはそれが優先順位では上にきても良いのです。
逆に自分は健康第一で無理した働き方をして早期退職はしたくない。という人はそれにあった企業に行けば良いのです。
これは人の価値観なので何が正しいとかはありません。
自分にあった企業を適切に受験することが【良いキャリアを築く第一ステップ】ですので周りが成長意欲あるから自分も~~と流されるのではなく自分の軸で優先順位を決めていきましょう!
企業選びの軸を考えるときは、下記ポイントを参考にしてみてください。
・仕事内容(営業・事務・SE・研究・工場・企画などどれに合うのか?)
・成長と残業時間(仕事に打ち込みたいのか、自分の時間が欲しいのか)
・安定かスキルか(一つの職場でずっと勤めるのか、転職ありきなのか)
・給料(どれくらいまで上げたいのか。)
・一緒に働く人・職場雰囲気(どんな人と相性が良いか?)
企業を選ぶ際に重要なのが「完璧な企業など存在しない」という事。
大事なのは「あなたの思考性をもとに実現したい事(優先順位の高い事)を実現できそうか」がポイントです。
そうなったとき、
-
-
- 20代で社長になりたい人は大手企業では高い確率で実現可能性が低くなります。
- 福利厚生充実した生活を送りたい人はベンチャー企業では少し不満を感じます。
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優先順位をしっかりつけることで、「良い企業かどうか」を自分の軸で見れるようになるので他人に流されない就活を出来るようになります。
よく有名企業に行けばマウントを獲れると感じる人も多いようですが、そんな小さな競争に惑わされてるうちは軸が固まっていないまだまだの段階でしょう。自分がどうしたいのか。を踏まえたうえで実現できると思った企業を信じ、突き進みましょう!
自己分析の簡単な方法【STEP④】志望動機や自己PRを創る

STEP①~STEP③までしっかりと「文字で書き出し」までできているでしょうか!?
頭でイメージするだけでは効果は半減します。是非書き出しましょう。
自分の事を理解して会社選び(軸選び)もしたところで、最後が選考準備です!ここで大事なのは2つあります!
①相手が必要な人材だと思うかどうか
これは一番重要です。
株式会社は例外なく利益追求集団です。 「あなたが●●したい。」などの願望よりも、あなたが企業で活躍できるか。がポイントです
ですのでよくある失敗例は「私は●●がしたい!」などのわがまま就活生は企業からすると「それであなたは何ができるの?笑」と心の中で思ってしまいます。自分ベースではなく相手ベースで話せるようにしていきましょう!
②出来事・やった事ではなく「その時の考え方」を伝えよう。
これはどこのサイトを見てもなかなか教えていないので耳より情報です!
まずは例文をご覧ください。
高校時代はラグビー部のキャプテンとしてチームをまとめました。私がおこなったのは、「部員理解」と「何でも言える雰囲気づくり」です。仲間を知り、不要な垣根をなくすことで一体感が生まれ、チーム力が向上すると信じて取り組み、学校としては初の県大会ベスト4に進出することができました。
チームワークを重視してビジネスを拡大している御社で、私の長所を生かして、チームの潤滑油のような存在になりたいと思っています。
結論、これ微妙です。笑
テンプレート文のようで人間味がないですよね。これじゃ惹きつけられません。
修正しますと・・・
私の長所は、チームワークの醸成が得意なことです。
小中と部活を続けていくなかで自分は「自分の考えを押し付け」チームを崩壊させてしまった経験があります。当時なぜこんな事になったのかと考え「自分と人は違う。という事を理解できないあまり自分の事を押し付けること」をしてしまいました。これは仕事でも同じような現象は起きるはずです。仕事の出来る人はできない人を見て「なんでできないんだよ」と。ただこれをいっても企業の生産性は向上しません。チームワークこそが互いの力を引き出し利益を最大化する。私は小中で得た経験を活かし高校時代では人との接し方を見直し、県大会ベスト4の成果を出しました。これは相手を理解しようとするコミュニケーションを重要視してキャプテンとしてメンバーを率いたことも一つの要因として自信を持っています。
仕事においてはまずは自身の事だとは思いますが、チームワークを重視してビジネスを拡大している御社で、私の長所を生かして、チームの潤滑油のような存在になりたいと思っています。
少し長くなりましたが、人間味が増したと思います(そうでもないと思った方はスミマセンm(__)m)
仕事をするときの仮説立てなども有効です。
最近はネットで検索すればすぐに例文とかでてきますよね。参考にするのは良いですが【すべてが正解ではない】と覚えておいてください!特にテンプレート文などは本当にすぐわかります。
良かれと思ってテンプレート引っ張ってきても面接で化けの皮が剝がれます。大事なのはあなたの考え方です。しっかり考えて志望動機や自己PRを書くのが大事です。取り繕いまくって誤った就職活動にならないように、しっかり自分と向き合いましょう!
自己分析の簡単な方法【まとめ】

ここまでの内容をまとめます。
自己分析の簡単な方法【人事目線で教える4選】
【STEP①】「自分史の作成」では過去の振返り(選択の場面など)を深堀をして自分の今のアイデンティティがどこでできたのかを振り返り、自分のことを理解する。
【STEP②】「好き嫌いの洗い出し」によって、市場価値の低い人間にならない。業界職種選びの軸を整理する。
【STEP③】「優先順位をつけ企業選び」では完璧な企業など存在しないという前提のもと、自分が譲れないと思う軸はしっかり定めて〈5つの企業選びの軸〉を参考に企業を見ていく。おして周囲に惑わされない。
【STEP④】「志望動機や自己PRを創る」最後に実践。ここではテンプレートは使わない。STEP1~3をしっかりしていればあなたの言葉で伝えれば良い!テンプレートはあくまで参考にする程度で活用する。
いかがだったでしょうか!?
他サイトではテンプレート紹介のようなものが多く、今回本質的なものをお伝え出来たと思います。是非なんども読み返したり、書き出したりして時間をかけて進めていきましょう。めんどくさいかもしれませんが、この遠回りこそ、就活の近道です。急がば回れとも言いますね。最初の準備がしっかりしていればあとは走り出すだけ。ここを雑に終わらせず、素晴らしい就活だったといえるようにしましょう♪
最後に自己分析に役立つ【適性検査が含まれた就活サイト】と【面談を通して自己分析ができるエージェントサイト】をご紹介します。
複数サイト登録で併用してもOK。あなたに合う活用法でご利用してみましょう。
自己分析の簡単なやり方|就活サイト活用【3選】
①キミスカが提供する「適性検査」
( キミスカでインターン経験・就活状況を人事にシェアしてスカウトを獲得!)
②オファーボックスが提供する「AnalyzeU+」
(マンガでわかる、就活サイト<オファーボックス >OfferBox)
<適性診断で自己分析>自己分析に悩んだら、適性検査がオススメ!!とはいえ、自己分析は簡単ではなく、多くの就活生を悩ませています。そこでオススメなのが、適性診断「AnalyzeU+」OfferBoxに登録すると「AnalyzeU+」という、本格的な適性診断を無料で受験できます。
強みや弱みがグラフで一目瞭然。さらに、あなたの強みや弱みが文章で解説されるので、自己PRの作成や面接対策にとても役立ちます。
OfferBoxで適性検査
③自己分析に関する情報多数「dodaキャンパス」
【ベネッセの成長支援型逆求人就活サービス【dodaキャンパス】】
自己分析の簡単なやり方|就活エージェント活用【4選】
就活エージェントはあなた一人に対して一人の担当者が付きます。面接対策や添削、そして自己分析のアドバイスもくれます。
一人でやるよりも圧倒的に効率は良いはずです。おすすめサイトを載せておきます♪
↓キャリアチケット↓
↓自己分析で探す!居心地が良く活躍できる会社【toiroworks】↓
自己分析の簡単なやり方|理系専用サイト
それでは!皆さんの就活武功を期待しています!
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