大学2.3年生になり就職活動を始めた人で、そう思う人も少なくないないかもしれません。
結論、【茶番か否か】は各々が勝手に感じれば良いものであり、答えはありません。
ちなみに私も学生時代、就活をしていて「茶番だな」と感じました。笑
そして社会人1.2年目くらいまでは就活をかなり軽視していました。
しかし、仕事を進めたり役職をもったりすることによって【就活は茶番ではない】が理解できるようになってきました。就活は仕事に直結する重要な活動の一つです。
本日はその内容について解説しますので、【茶番かどうかなんて気にしていない人】も仕事や就活に役立つ情報であることは間違いありません!就活をうまく進めるだけでなく仕事もうまくいく為に是非ご覧ください!
とはいえ、私がそうだったように就活の茶番劇に疲れている人もいると思いますので(笑)、就活が茶番と感じる理由をまとめるとともに、どのようにすれば乗り越えられるのか。対策についても併せて解説していきます。就活で疲弊している方は休息がてら見てみてください。
就活が茶番だと思う理由
まずは就活が茶番と感じている人の理由について、まとめてみました。
就活が茶番だと思う理由①「綺麗ごとだらけ」
社会貢献がしたいです!御社のために働きたいです!など
就活が茶番だと思う理由②「面接の質問内容がどこもだいたい同じ」
志望動機・ガクチカ・・・
就活が茶番だと思う理由③「質問内容に配慮が必要」
面接官に聞いてはいけない、聞くと評価が下がる質問がある・・・
就活が茶番だと思う理由④「本音と建前があり取り繕っている」
第一志望と伝えなければ落ちてしまう・・・嘘をついている感覚・・・
就活が茶番だと思う理由⑤「履歴書が手書き」
今では電子化が進んでいるのにまだ手書きで提出しないといけない会社が・・・
就活が茶番だと思う理由⑥「髪型や服装が皆同じ」
黒スーツに白シャツ・・・女性は皆同じ髪型・・・
就活が茶番だと思う理由⑦「複数内定を取れても就職するのは1社」
結局一社ならそこまで躍起になるなんて茶番だ・・・
一つでも感じたことがある人は多いのではないでしょうか?
今は新型コロナウイルスの影響でオンライン化が進みましたので、「就活生の大群」を街中で見る機会は減りましたが、選考時の書類(履歴書やエントリーシート(ES))、OBOG訪問はまだまだ茶番で不毛地帯だと思います。
ではそういった考えに対しての回答をこれからしていきます!
就活が茶番と感じる人はまだ二流
冒頭にお伝えした通り、私も就活は茶番だと感じてましたが、今は違います。
その理由を腑におとすためには
「就活も仕事も、ゲームだから」を理解する必要があります。
まだわけわからないですよね。笑
順番に解説していきます。
仕事はゲームである
まず、仕事=ゲームを理解するためには仕事の本質と向き合う必要があります。
仕事の本質から解説しておくと、「仕事は成果を出すもの」です。よく「将来の起業のために~~」「仕事をして学びたい~~」という人がいますがこれは本質からずれています。
企業はお金を払っているわけですので「学ばせてください」であれば企業からするとお金払ってよ。と思います。企業はそんな冷酷ではないので学ぶ事自体は応援してくれると思いますが、「成果を出していることが前提だよ」と心の中では思っている事を覚えておきましょう。
この理解がないまま自分の好きな事をやらせてもらえるなんて思う学生が一定数います(自分もそうでした)ですがこれは社会人になってから苦労するため、学生のうちから理解しておくことをオススメします。
ちなみに私が仕事をしていくなかで多くの他社役員と話をしてきましたが、上記はどの会社さんも同じです。学生や社員には声を大にして言いませんが、本質であることは間違いありません。
さて、次に多くの人が目指す【仕事を任される人/頼られる人/役職を得る】これらを得るときに何が必要か。
ここまで読み進めた人だとわかると思います。「成果を出す事」ですね。そして成果が出ていることを評価・確認するのは上司や会社です。
ですので「仕事はゲーム」と説明した理由はまさにここ。「自分が会社内での昇格昇給というゲームにクリアする」ことが出来れば実現するのです。
そしてそのゲームにクリアするためには「自分なりに頑張る」ではいけないのです。「会社や上司に何が求められているのか」を理解してその求められている成果を出すために努力する必要があると思います。自分が思う成果を出すのではなく「上司や会社が思う成果に応える」
そして会社内で重要なのが人間関係。自分と同じ成果を出している人がいるとして、自分よりも同僚のほうが上司と話が合い、人間関係が良い場合は、その同僚がゲームに勝って、あなたはゲームに負ける(昇格できない)となるのです。
この話を聞くと「媚びを売らなければいけないのか」と批判がきそうですが、違います。
「成果」は評価者が決めると伝えたとおり、評価者も人間ですので、より信頼が出来る。や任せたいと思う人にかたよるのは当たり前で、このゲームに勝つためにも成果と共に人間関係を構築していく必要があるのです。もしこれが媚びるというのであれば、人間関係という面でのゲームで自分が攻略できなかったというだけの話なのです。
営業など顧客の課題解決をする場合も同様です。
「自分なりに頑張ったんです!」と顧客に熱弁しても成果が出ていないと意味がありません。
顧客はお金を払って営業マンに課題の解決などを依頼しているため、成果がでないと「リピートされない」⇒結果的に社内でも成果が上がっていない人という形になってしまうのです。
皆さんがこれからやっていく“仕事”は皆さんがやりたいようにやるものではないのです。
評価者(上司や顧客)があなたの評価(成果)を決めるため、あなたは仕事において、相手の期待に応えるために行動できなければいけない
相手の期待に応えることが仕事=ゲームということ。難しく考える必要はありません。
- 人間関係、コミュニケーションを大事にしながら
- “成果”が何かしっかり把握して成果をだす行動をとる
気に入られているのはそれも能力です。
「人に可愛がられる」のも一つのストロングポイントなのです。ちなみに私は気に入られるが苦手です。
頑固に一人でしか仕事ができない人よりも、周りと協調して仕事ができる人が昇格すべきという評価者の求める像があるならそれに答えられていない自分の改善策を考えるべきなのです。
「就活はゲーム」その心は?
ここまでの内容を見ていただくと、就活がゲームである理由は分かったでしょうか?
「就活が茶番だという理由」で列挙したものは、茶番ではなくて列記とした皆さんに与えられた課題であり、その成果を計るテストなのです。
「自分のお金を稼ぎたい」という人は自分勝手な行動になりがちですので成果に繋がりにくい傾向にあります。一方「御社のために」「顧客の為に」と言える人材は、先ほど解説した、相手の期待に応えるという成果が大前提にある可能性がある人なのでその結果、成果に結びつきやすい人なのです。
「綺麗ごとばかりで茶番だ」
「本音と建前が多すぎる」
これは相手のニーズがあるうえでつくられたある意味の正攻法なのです。そしてそれに対して「茶番だ」という人は先ほどの「仕事はゲーム」が理解できていない状態であり、「天邪鬼の相手のニーズを把握できない人」である可能性があります。
就活は茶番だ!といって奇をてらった注目を浴びることはできるものの、物事を理解できていないとただの相手の期待に応えられない人物でしかないため、レベルの高い就職先には就職しにくいことや、社会人生活でも苦労する可能性があるでしょう。
では、ここまでの内容を腑に落として、先ほどの「就活が茶番な理由」で出した一覧をどのように解釈すれば良いのか解説します。
就活が茶番だと思う理由①「綺麗ごとだらけ」
綺麗ごとではなく、綺麗ごとが仕事がうまくいく本質。これを茶番というなら身勝手な金儲けをしたい人が言うセリフでしょう。
就活が茶番だと思う理由②「面接の質問内容がどこもだいたい同じ」
その質問内容にいかに高いクオリティで回答できるか(準備できてるか)がみられています。同じ質問で最大限のクオリティを仕上げる。これができないと就職後に顧客の期待に応える資料創りやプレゼンができないと同様です。
就活が茶番だと思う理由③「質問内容に配慮が必要」
職場内でも顧客先でも相手への配慮、マナーは当たり前。もし嫌であれば一人でフリーランスをすることがおすすめです。
就活が茶番だと思う理由④「本音と建前があり取り繕っている」
嘘をつくのは良くないですが、「建前」を心の底からいえるように視座を高めることがおすすめです。
就活が茶番だと思う理由⑤「履歴書が手書き」
企業によって電子化が進んでいないことがあります。自分の理想論を421万社全社がやっていないため勉強不足ですね。
就活が茶番だと思う理由⑥「髪型や服装が皆同じ」
別に変わった服装髪型でも良いのはないかと思います。ただ不採用が続いても文句は言わないように・・・
就活が茶番だと思う理由⑦「複数内定を取れても就職するのは1社」
複数内定をもらうということはそれだけ多くの期待に応えられたということ。選択肢がある中での1社は幸せだと思い自分を称えましょう。選択肢を増やすための活動だと思うので全く茶番ではないと思います。
このような形で、物事は人によって見方が異なります。
私の意見がすべてだと思いませんし、茶番である!という人の意見もすべて正しいなんて全く思いません。
ただ、仕事を経験したり、改めて就活を振り返ると「こういうことか!」と見える世界は変わるものです。学生にそれを求めるのは酷ではありますが、その見える世界を広げる努力をすることが就活で最も求められるものだと思います。
「貢献したいです!」という方が良いからそのテンプレートを使う。
のではなくて
「貢献したいです!」というべき理由は社会人になってからもやることは人への貢献、貢献するからこそ自分が成長したり、自分の価値が高まる。だからテンプレート通り言うという理由ではなく、この仕組みを理解したうえで「貢献したいです!」と相手に伝える。
テンプレートを使うだけの人なのか、しっかり物事を考えられる人かどうかの違いです。
後者のほうが社会人になっても仕事ができるのは歴然だと思います。
就活の茶番に疲れたあなたへ
ここまで、就活生に対して厳しめの言葉をかけてきました。
最後になりますが「就活は茶番だ」と言っている人は少し休憩したり視野を広げてみるとリフレッシュできるかもしれません。
- アルバイトをたまに挟む
- ランチ程度でも友人とご飯へ行く
- 普段就活仲間ばかりと話すから家族との時間を創る
- SNSには嫌な情報も含まれているから一定期間距離を取る
- 気分転換に運動をする
など、様々な方法はあります。
TwitterやTiktokなど、情報化社会となっているからこそ、どの情報が正しいのか判断が出来なくなっている人もいるはずです。
リフレッシュすることがより効率的になる一つの秘訣でもあります。
「茶番」というネガティブな言葉もできるだけ使わないように「どのようにしたらポジティブに捉えらえれるかな」と前向きに就活ができるように、努力していきましょう!!
もし今日の内容が納得できない!という場合は今すぐに就活をやめて起業するなりフリーランスをして、「自分がルールを決める」という形で動き出すと良いでしょう。
それが難しい場合は今日の内容を理解すること、腑に落とす努力をすることが最短ルートであると覚えておきましょう!
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