【この記事の概要】
・就活費用は年々、減少傾向にある。
・しかし将来を左右する就活で少しでもストレス少なく取り組むためには就活費用の把握と事前準備は非常に重要。
・今日の内容を理解できていなければ内定の数は間違いなく減少してしまう。
・内定者の声をもとに、やるべき就活費用の準備についてまとめています!
就活を始めるときには、やる事だけではなく、活動するための費用確保はかなり重要です。
就活費用は種類や期間、住んでいる地域など人によって異なるものですので、少しでも早く確認して就活資金を確保しておくとスムーズに就活を始められます。
もし準備ができていないと、「不安でなかなか集中できない」「その結果就活が長引き、さらに追加で就活資金が必要になった」など、就活費用が原因で、将来の選択肢が狭まる/不要な費用がかさむなんてことにもなりかねません。
当記事では、皆さんの先輩(内定者)の声を用いながら、就活費用について、注意点・節約の工夫などを紹介していきます。
- 自分の将来のためにも
- 学生生活(無駄な費用がかからず)より充実したものにするためにも
一つずつ確認して、より良い人生となる準備をしましょう!
目次
就活での費用はどれくらい?
それではまず、就活にかかる費用の概要について紹介していきます!
2022年最新|22卒は平均61,212円
株式会社ディスコの調査によると、2022年新卒学生への調査によると2022年新卒の就活費用平均は61,212円でした。(1,000人以上へのアンケート調査)
2020年が136,867円、2021年は97,535円と年々減少傾向で、これは新型コロナウイルスの影響でリモート面接などが一般化したことによる交通費などの減少が要因です。その結果22卒でも大幅な費用低下となっています。
移動時間、費用もかなり削減出来ているという事もあり、是非その時間を自己分析など他の就活に必要なタスクに充てると良いでしょう。
- 総額45,000円・・・スーツ・バッグ・靴など:25,000万円|交通費:15,000万円|就活教材購入費:5,000円(男子学生、コンサル企業内定)
- 総額99,500円・・・スーツなど:35,000円|交通費:40,000万円|宿泊代:10,000円|証明写真:13,000円|書類郵送代:1,500円(女子学生、PR業界内定)
- 総額154,500円スーツ・バッグ・靴など:85,000円|交通費:40,000円|飲食代:20,000円|宿泊代:5,000円|通信費:4,500円(男子学生/商社内定)
内定者が予想外だった就活費用
一般的にスーツや履歴書購入、写真準備などはイメージしやすいと思いますが、思わぬ出費も多いようです。
- 就活で使う図書費用が意外高い。筆記試験対策などは、合計4冊買いました。1冊高いもので3000円ほどで、少し学生の自分には痛かった。(女子学生/広告業界内定)
- 普段の眼鏡から第一印象を良くするためにコンタクトレンズにした。そのために20,000円かけたのは良い思い出(男子学生/Saasベンチャー内定)
- フォーマルな服は着慣れていなくてストッキングが伝線できまくった。買い足して、6,000円ほど使った(女子学生/メディア業界内定)
- 身だしなみを整えるための散髪などの頻度が高まり、出費が予想以上に増えた(男子学生/広告業界内定)
費用だけでなく損失も生まれる。
就活費用の大枠は理解できたでしょうか。以外とお金がかかるものですので、早い段階から貯金をしておくと良いでしょう。
また、注意べきは費用だけではありません。
「【就活の進め方を隅々まで解説】どうしたらよいか分からないと人事担当目線で解消します!」でもご紹介した通り、就活はやるべきことが非常に多いです。その為アルバイトの時間は削られてしまいます。
ですので、
出ていくお金が増えるだけでなく、入ってくるお金が減ること
も想定しておく必要があります!
先ほどの平均60,000円を見て、「なんだ~大丈夫じゃん」そう思ったあなたは【無収入でも集中して就活に臨める状態】を目指して準備をしておく必要があります。資金の準備だけではなくアルバイトのシフトの相談なども早目にアルバイト先の人と調整する必要があるでしょう。
就活費用の使い道は?内訳を解説
就活費用の早い段階での準備が必要な理由についてここまで解説してきました。
では実際にどのような費用を確保しておく必要があるのか。内訳を解説していきます!
【就活費用の内訳】
- 交通費
中心地であれば電車代で済みますが遠方から面接などで移動する際はバス、新幹線、飛行機などの費用が掛かります。それらの料金と電車代金も余裕をもって確保しておくと安心です。- 宿泊費・飲食費
遠方の人は、まとまった日にちで東京へ来て連日面接。といったケースも少なくありません。その際の宿泊飲食代も忘れてはいけません。- 衣類・美容費
スーツや靴、バック、また髪を染める方はその費用、など清潔感を出すために必要な費用もかさんできます。- 書籍費
先ほど解説したように、筆記試験や会社研究、また情報収集として書籍の購入などしていると費用がかさんできます。- 証明写真費
最近はデータでの提出の会社が増えているようですが、証明写真の現物を提出しなければいけないケースもあります。事前に金額の確認が必要です。- その他
隠れた費用としてはスーツケース代、書類代、封筒代、郵送代などすべての会社が電子で対応してくれるわけではないので、場合によっては必要となります。
自分の住むエリアや、今現在で持っているもの以外を書き出してみて、実際にいくらかかるのか・・・おおよその予想を立てておくと計画的に就活を進めることができます。
内定者が教える就活費用の使い方の注意点
何に費用がかかるのか、何が必要なのか分かってきたと思いますがここで実際に過去の内定者が就活費用の使い方で注意した部分について解説します。
「安ければ安いほど・・・」というわけでもないので、参考にしましょう!
【内定者が教える使い方の注意点】
- 就活の時だけじゃなくて、社会人でも使う想定で丈夫で自分が気に入る鞄がおすすめ
- 待ち時間で飲食店は使わず、学校のサテライトオフィスか学生が使える無料スペースを利用した。
- 説明会などの時は学校へ通う定期を最大限使えるように遠回りになっても節約していた。
- 業界によって髪の色など気にしなくても良い部分にコストをかけてしまったので、事前に調べておくべきだった
準備をしすぎて逆に不要だった・・・との声も。準備するに越したことはないですが、何に費用がかかるのかに加えて自分が受ける業界は何を求められるのか。を情報収集するとなお良さそうです。(業界が決まっていない方は、なんでも対応できる状態にしましょう)
業界が定まらず、自己分析に悩んでいる方は【適性診断から始まるあなたの「強み」を生かした就活OfferBox】
内定者が教える就活費用を節約する工夫
最後に実際の内定者が就活費用を節約して、より効率的に就活を成功させた声をご紹介します!
先輩の後悔をしっかり活かして、より良い就活にする参考にしましょう!
【就活費用を節約する工夫/先輩の後悔】
- 周りは親に頼っていたが、自分は親との関係が良くなくて頼むに頼めなかった。関係は良くしておくべき
- 長距離移動の時は金券ショップで少しでも安く交通費を抑えるように工夫した
- 就活は本格化すると想像以上に忙しい。自分は準備を早くしていたからよかったがのんびりしている友人はかなり苦しんでいた。だから就活費用確保もかなり早めがおすすめ。
- 就活に向けてアルバイトを辞めたが、気分転換や相談する相手が減り精神的にきつかった。
- アルバイトを完全にやめるとまた探し始めないといけなくてかなりめんどくさかった。籍は残しておくべき
- 就活の参考書などは先輩から貰うべき。せめてメルカリやラクマなど中古で十分。
費用を抑える工夫は内定者の声を見るだけでも、非常に沢山ありそうです。
必要な金額を書き出すときは「安くする方法はないか?」と考えながら書き出すと良いでしょう。
親には出来る限り協力してもらうと良い
就活費用に関して、内定者の調査によると半数以上は親からの支援を受けています。先ほどあったように関係性や協力してもらう交渉は事前にしておくと良いでしょう。親の負担額を見ていただくと年々減っています。
リモートなどの普及で必要な費用も低くなっていますので、協力してくれる親も昔よりは増えているはずですので、視野に入れてみましょう。
就活費用は工夫次第でかなり節約できる!事前の情報収集を怠らず!
就活費用のデータや、内訳、注意点、節約方法についてここまで解説してきました。
冒頭に伝えた通り、お金に関わることでこの先30年に関わる就活を棒に振るのはかなりもったいない事です。
事前に費用確保できるように情報収集するのがベストですが、それでも難しい場合は親への協力やなんとか就活をより集中してできるようにすると良いでしょう。
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