こう思ってこのページにたどりついた就活生の方もいると思います。
結論、その思考が学生思考である可能性があります!そして学生思考で就活をするよりも社会人思考で就活をするほうが圧倒的に内定の数は変わります。
今回の記事では実際に「学生と社会人の違い」について企業側が質問をする理由や答え方などの解説をします。しかし最も重要なのは【本質を自分の頭で腑に落とす事】であり、ただ答えを見る感覚だけではあなたの為になりません。しっかり考えながら読み進めていただければと思います!
目次
「学生と社会人の違い」の本質【超重要】
この後、学生と社会人の違いに関して解説していきますが、まずここで解説することを腑に落としていなければすべてがずれてしまいますので【超重要】と付けさせていただきました。
腑に落としておくと内定の数だけでなく、社会人での活躍度合いも変わりますので是非腑に落としていきましょう。
「株式会社」について腑に落とす。
まずは、学生と社会人の手前に「株式会社」について考える必要があります。
なぜなら就活はすべてアルバイトではなく、「株式会社」を受けているからです。就活生の多くは企業研究業界研究に執着しますが、そもそも「会社とは?」という内容が理解できていないのに会社について語るのは、ズレた回答をしてしまう就活生の典型的な例です。
堅苦しい解説は置いておいて、
結論から言うと「株式会社とは利益追求集団」と定義されています。
社会貢献や地域密着、環境のために・・・
など各社様々なビジョンを掲げていますが、そもそもそれができるのも各社利益を出すことが出来ているからです。
想像してみてください。
利益が最優先に来ている事は株式会社すべてに共通している事です。
という事は!
という事はですよ!
社会人は「成長する場所」でもなく「自分が自分らしくいる」でもなく「環境のために働く」でもないのです。
大前提成果が出せない人材は会社はいらないのです。
また、企業目線でお話しすると多くの企業は就職活動において、【採用人数の目標】というものがありますので、学生に向けて「うちの会社は裁量もてるよ」「若手からできるよ」「やりがいあるよ」などキラキラした良い事を言う会社がほとんどです。そうする事で、学生が魅力を感じて、内定承諾してくれやすくなるからです。学生の皆さん、人事に営業されてますよ。
そんなきれいごとの営業に感化されるのは自由ですが、実際に企業というのは利益追求集団であることは変わりありません。なので、会社に入ると多くの人がギャップを感じてしまい「やらなければいけない事」があるにも関わらず「こんなことやりたくない~」などの「社会人の愚痴」というものが生まれるのです。社会人1年目で愚痴を言っていたりしている人…あなたの先輩でいませんか?
これは本質である【企業は利益を出すもの】が理解できていないからです。
そんな愚痴をこぼす社会人になりたくなければ、この章の内容を何回も見返してみましょう。利益を出すためには自分のやりたい事をやっているだけではなく、「やらなければならないこと」「できないがやらなければならないこと」から愚痴をいって逃げていても利益が出せないのです。
ここまでかなりきつい表現になったかと思います。
少し修正しておくと、「成長したいこと」「スキルを伸ばしたい事」そのこと自体、私は応援してますし、会社側も応援はしてくれるはずです。
しかし、利益をだすという観点で、やらなければならないことができていない人材は正直お荷物なんです。
なぜこのような事を【本質】【超重要】というかというと、この事実を理解していれば【成果が出せたり、社会人で高い視座で仕事が出来る】からです。また就職活動においてもこの本質を理解している学生とそうではない学生ではおそらく発言の質が大きく違います。
仮に一生懸命頑張っているのに成果が出ない時、この本質を理解していない人は「がんばったのに」「自分なりにやったのに」など文句を言います。しかし「成果を出さなければ」と理解している人は「自分の何がいけなかったんだろう」と反省して成果に向けてまた頑張ることが出来るのです。
簡単そうでこれができていない人材は非常に多いです。また、学生で理解していない人も非常に多い。
20代後半でもわかっていない人もいます。学生からこの事実を理解できていると、周りの学生と差が創れます。大手企業であれば通過率も間違いなく変わります。
就活に活かすには?
では就活にこの内容をどのように活かすことができるのか、ここが皆さん知りたい内容かと思います。
よくある学生の間違いとして
「自分は御社で成長させてもらいたいので…」
「御社ではこんな教育体制があるため…」
「社風があっているため…」
このような志望動機を言う人がいますが、結論企業が知りたいのは「・・・それで、あなたどんな利益出せるの?」ということ。
成長させてもらうって…会社は学校じゃないけど。成長なんて勝手にやってくれ。
というのが本質です。これを理解していない人は上記のような回答をしてしまうのです。
ですので本質を理解している人は「自分の○○の経験や知識を御社の▼▼で活かすことが出来るため~~のように貢献(利益を生み出す)が出来ます」という必ずどんな貢献や利益に繋がるのか、自分をPRすることが出来るのです。
くれぐれも「福利厚生がすごいので~」など、子供のような回答をしないようにしましょう!
「学生と社会人の違い」を企業の人事担当者が聞く理由(意図)
少し厳しい内容を前章ではお伝えしましたがここからは、上記を理解したうえで、ここからの内容の理解度が変わります。
それではどのようなポイントがあるか、解説していきます。
仕事への価値観を確認するため
「学生と社会人の違い」を企業の人事担当者が聞く理由一つ目は、「価値観の確認」です。
先ほどまでの内容と関連します。
学生視点で就活をしていた場合は「成長したいから、○○したいから」という自分視点で仕事を捉えてしまいます。
しかし、社会人視点で就活が出来ていると「大前提、社会や会社へ貢献する」という他者視点で仕事を捉えることが出来ます。
この視点を見られているでしょう。
また、考え方や重視したいこと(給与なのか、社風なのか)も会社ごとに価値観が違うように就活生の皆さんも一人ひとり価値観が違うはずです。
企業と就活生は価値観が大きくずれていると入社後のミスマッチになりますのでそういった価値観を確認するという意図があります。
社会人への意識・自覚を確認するため
「学生と社会人の違い」を企業の人事担当者が聞く理由二つ目は、「社会人への意識・自覚」です。
そもそも、社会人と学生の違いを聞かれて、自分なりに考え・調べて自分の言葉にする。この一連の流れこそが社会人として必要な意識が含まれています。
■WHY思考
そもそも「なぜ?」という考える思考習慣がなければ、「社会人と学生の違いについて」考えることにも至らない人もいます。「考え準備する事」という疑問をもって事前準備や情報収集ができているという力は、間違いなく社会人で活かされます。
■主体性
「なぜ?」と思うだけでなくそこから深く調べてみたり、先輩に聞いてみたりと分からない事を解決するために「言われて動く」ではなく「自ら動く」これは社会人で一番求められるスキルともいわれていますので、仕事での貢献も期待できます。
上記二つだけではなく、マナーや立ち振る舞いなども社会人としての自覚として見られています。
マナーや立ち振る舞いなどについても自ら調べて、なぜ必要なのか、考えてみましょう!
就職が決まってから~とやらない理由を並べたくなる人もいるかと思いますがそれでは遅く、就活中からしっかりと意識を高めて行動していきましょう!
仕事への意欲を見るため
「学生と社会人の違い」を企業の人事担当者が聞く理由三つ目は、「意欲」です。
新卒採用はキャリア採用とは違い、ポテンシャルを見て長期的な活躍を期待して採用する会社が多いです。
その中で自社で活躍して貢献してもらうためには意欲があるかどうかは大前提必要です。
「周りが就活をしていたので」
「4年生になるので」
こんな理由を回答する人はいないかもしれませんが、意欲をもってたくさん情報を調べて、「なんとなく受けに来た面接」ではなく「本気で内定を勝ち取りに来る面接」の方が、意欲は間違いなく伝わります。
その意欲が入社後の成長に間違いなくかかわりますので、意欲についてしっかり持ったうえで就活をしていきましょう!
「学生と社会人の違い」重要な4選
ではここから実際に学生と社会人の違いはどのようなものがあるのか解説していきます。
前章までで伝えた「自分視点ではなく、他者目線が必要」という事は大前提で、その他にも重要な項目を解説していきます!
「責任」の重さ・大きさ・範囲の違い
「学生と社会人の違い」一つ目は、「責任」です。
学生のうちなら、うっかりミスや遅刻などは自分に迷惑がかかることが多かったですが、社会人では自分だけの問題ではありません。
お客様やその関連する方、また会社は組織で動いていますので会社内のメンバーや会社全体に影響があることもあります。
学生までは謝れば済んでいたものが、社会人は違います。責任を自分が負ううことになりその責任がかなり大きなものであるケースもあります。トラブルや事業の損失に関わることならば会社から損害賠償を受けることもありますし責任を負いきれないところまでいくケースもあります。アルバイトと同じ感覚で進めようとしている人は注意が必要です。
入社することが目的ではなく、入社後も活躍することが目的だと思うので、その観点でもこの自覚は内定を獲得できていたとしても覚えておきましょう!
「時間」「お金」の管理/使い方の違い
「学生と社会人の違い」二つ目は「時間」「お金」です。
社会人になると限られた時間で成果を出していかなければいけません。ですので「時間管理することの重要性」や「学生のうちから実際に時間管理を実行している」ことは非常に重要です。
留年すると就活に不利な会社は間違いなくあります。それは「時間管理や勉強の管理」ができていないという悪い実績を出してしまっているからです。
しっかりと自分のスケジュールを立てて行動できると、急遽の仕事を任せてもらえるようになったり、マルチタスク(同時に複数の仕事)ができるようになり社内での信用も高まります。
お金に関しては、社会人になると税金関係など、お金管理についてもよりしっかりしていかなければいけません。
お金にだらしない人は自己管理や時間管理もできないと言われています。信頼を蓄積するためにもしっかり管理できるようにしておきましょう。
関わる「人」の違い
「学生と社会人の違い」三つ目は「人」です。
学生時代までは自分と気が合う、趣味があう、面白い人と行動していたかもしれません。一人でいることが多いという人もいます。
このように関わる人を選択できたものから、社会人では「共存」しなければいけません。
「気が合わないので成果出せません」
社会人になってこんな言い訳をしているのは学生と同じなのです。特に多種多様な年代、文化の人が会社には集まります。しっかりとコミュニケーションしながら大人の付き合いをしていかなければいけないと覚えておきましょう!
「評価」のされ方の違い
「学生と社会人の違い」最後は「評価」です。
社会人になると「お金を払う側から、もらう側に変わります」ですので、「●●時間働いた」という時給換算しながら「時間を労働に変える」だけではなく次のステップである「結果を労働に変える」とより速いスピードで昇給昇格ができるでしょう。
多くの人は「結果」ではなくプロセスを認めてほしいからこそ「時間を労働に変える」人が非常に多いです。評価は成果でしかないと覚えておきましょう。
また、学生のうちはテスト勉強など何をすれば良いか分かっていたと思います。
しかし社会人になると「答えを探す事、答えを創る事」を求められるコトもあります。これを理解していないと「これどうすれば良いですか?」と答えばかり求める人材になり、指示通り動くだけではロボット同然。考えて行動できるようになることも重要です。
「学生と社会人の違い」の回答例文/答え方
それでは実際「学生と社会人の違い」を聞かれた時の回答例を紹介します!
学生と社会人の違いは仕事の「責任感」だと考えます。社会人の場合は仕事の責任感も重くのしかかりますが、学生のアルバイトの場合は最終的な責任は自分以外のところにあります。
アルバイトなら失敗しても最終的に責任を取るのは社員ですが、社会人で正社員として働いている場合は自分のミスはすべて自分の責任です。また場合によっては他人のミスでも自分の責任になります。社会人と学生では責任の範囲が違い、社会人は仕事に対してより大きな責任感が求められると考えます。私は小さな仕事でもしっかり責任を持ち、些細なミスを減らして仕事を進めることで、御社に貢献したいと考えています。
学生と社会人の違いは「時間・お金」の使い方だと考えます。学生時代は「自分の成長の為」、社会人は「組織の成長の為」に時間を使う必要があると考えました。
学校は自らがお金を払い「学びに行って自分が成長する」しかし、社会人はお金をもらい、成果を出さなければなりません。成果を出すためにできないこと、苦手なことに時間と立ち向かっていきます。御社の一員としてはじめはできない事が多いかもしれませんが、必ずできるように、成果に繋がるように成長し、貢献していきます。
私は学生と社会人の違いは「学び方」にあると思います
学生の学びは受動的な面が大きいですが、社会人は能動的に学ぶ姿勢が大切だと考えています。つまり、学生と社会人の違いは、主体性の重要さです。学生は授業がありますが、社会人には受動的に学ぶ機会がないため、指示待ちではなく積極的に業務に取り組む必要があります。仕事の目的と自分の役割を理解し、効率的にミスなく進められるよう、常に試行錯誤することが大切です。私は御社の一員として責任や役割を自覚し、主体的に行動することで事業に貢献していきたいと考えております。
「学生と社会人の違い」を問われたときは、結論→理由→今後の豊富の順番で話すと伝わりやすくなります。回答を考える際は、この構成を意識してみましょう。(下記の記事も併せてご確認いただくと、伝え方がつかめます!)
面接で「学生と社会人の違い」を答える3つのコツ
『勝てる』エントリーシートの書き方【例文付】|できないと自分の選択肢が狭まる就活生必見内容です。
上記記事とともにどのような答え方をするとより良い印象を与えられるのか、方法(コツ)についてここでは解説します。
論点をそろえて、対比しながら伝える
「学生と社会人の違い」を話す際には、論点を揃えましょう。
「学生の時間があって、社会人はお金がある」というように、少しずれた回答をしないようしましょう。この場合は「学生の時間の使い方はお金を払っている分、自由がきいている。社会人は、時間の使い方に工夫が必要」などのように対比しながら同じ論点で違いを示さなければ、相手には伝わりません。
結論ファースト|学生と社会人の違いをはっきり伝える
「学生は✕✕で、社会人は✕✕という違いがあると考えています」のように、最初に両者の違いを明確化することが重要です。
ぐだぐだ話して最後に結論を言われることは仕事ができる人ほど嫌います。しっかりと伝え方についても併せて学んでいきましょう!
仕事にどう活かすか、どう貢献するか伝える
「学生と社会人の違い」をただ聞かれたから答えるなんて、ロボットのような事をしない事も重要です。
「学生と社会人の違い」を理解し伝えたうえで業務にどう活かすのか。会社にどのように貢献できるか。を必ず伝えましょう!もしどのように貢献できるかイメージが就かない方は社会人の方と接点を持ち(面接やOBOG訪問など)でどのような貢献が求めらえれているか聞くことで準備に繋がります。
「学生と社会人の違い」を面接で答えるときの注意点
ここまでの解説で「学生と社会人の違い」について解説してきました。方法や考え方についてはかなり掴めたかと思います、最後に面接の際に注意すべきポイントについてまとめます。
どんなに良い受け答えをしてもこれを答えてしまうと…という内容をまとめていますので、正しく理解しましょう!
当たり前すぎる事を言わない
「学生と社会人の違い」の注意点一つ目は、当たり前すぎる事を言わない事です、例えば「社会人は仕事をする、学生は勉強をする」などの回答は当たり前です。ボケなのか?と思われてしまうでしょう。
「そもそも質問の意図を読み解けていない」
「空気が読めない」
など悪い印象を与えることになりかねません。
意欲を感じない回答をしない
「学生と社会人の違い」の注意点二つ目は、「意欲」です。
企業の人事担当者が聞く理由(意図)でもまとめましたが、やる気や意欲を出していくことは重要です。「自分的に意欲を出している」と考えていても「相手に伝わっているかどうか」でしか判断はされません。その結果が内定の数なのです。
仕事への意欲の高さやその企業の志望動機の高さがあるのであればしっかりと意識して出すようにしましょう!
嫌々就活をしている人は、嫌々仕事をする人です。若くて学生らしい元気さやフレッシュさ、素直さがあるからこそ将来性が期待されるのです。しっかり意識していきましょう!
一般論だけではなく自分の意見も入れる。
「学生と社会人の違い」の注意点最後は、「自分の考えを入れる」ことです。
一般論や理屈をしっかり並べることは大事です。しかし意欲も併せてですが、自分の人間性を見てもらうという観点でもしっかりと自分の考えや自分のなかでこれだ!と思ったことを自信をもって答えましょう。
テンプレートを読むだけでは相手には「伝わらない」という事です。
「学生と社会人の違い」は就活を始めるスタートライン
学生と社会人の違いについてここまでまとめました。いかがだったでしょうか?
具体的な解決方法や、かなり重要な就活の本質解説など就職活動を始めるにあたって必ず読んでいただきたい内容も組み込んでみました。
細かい自己分析の方法や面接対策、ガクチカを作ること
すべて大事ですが大前提「会社とは」「社会人とは」をはき違えてしまっているとすべての努力が無駄になってしまいます。今日の内容は就活時もそうですが、社会人になっても生きる内容です。
必ず見返しながら就活で「勝てる」人が一人でも増える事を祈っています♪
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