この記事では、就活の面接対策のポイントについてまとめています。
就活生の中には、面接対策しないで本番に臨もうとしている人もいるかと思いますので、直前で時間がない方向け、あまり時間をかけたくない方向けに【最低限やるべきこと】【緊急対処編】【時間がある方編】と面接対策の準備レベルごとにまとめています。
そんな失敗を避けられるように、面接対策でのイロハをしっかり確認していきましょう。
目次
就活で面接対策しないとどうなる?
まずは、就活での面接対策の重要性を理解しましょう。
「~するべきである!」という「べき論」だけ聞いても人はなかなか動けないものです。
「動かないとどうなるのか」リアルな情景を伝えて危機感を感じていただける事で、実際に動き出すきっかけとなる人が増えていただけると幸いです。
面接対策しないと選考落ちになりやすい
結論から言うと、就活の面接対策をしないで本番を迎えると、「選考落ち」が圧倒的に増えるでしょう。
対策しないと選考落ちとなる理由は以下になります。
- 緊張して言葉が出ない(論理性がないと評価される)
- 焦って早口、的ハズレの回答となる(コミュニケーション能力がないと評価される)
- 思い付き・その場しのぎの回答で、一貫性がない(信ぴょう性に欠ける)
- 企業研究不足で、志望動機が上っ面(説得力無)になる(志望度が伝わらない)
- 自己分析不足で、将来の夢/ビジョンが不明確(すぐに辞めそうと評価される)
- 面接でのマナーや礼儀がなっておらず社会へ出る自覚がない(そもそも選考の対象にならない)
このようにどんなに切り返しが上手な人でも、業界研究などが出来ていないと回答できないものや、その結果焦りを生んでしまうなど、選考結果を大きく左右する事となります。
練習していない事で自信がなくなってしまう事、話がうまくかみ合わず不採用…
しかし改めて企業を調べなおすと自分の理想の企業で【後悔】が残る…。
- 「時間がない」
- 「めんどくさい」
- 「型にはまりたくない」
など面接対策しない理由を並べる事は簡単です。
しかし、その結果内定の数が少なくなってしまったり、納得のいく企業から内定がもらえない…その結果後悔する。
この負のサイクルは未来の自分にマイナスになり、未来の自分のプラスを潰してしまう可能性があると改めて覚えておきましょう!
就活で面接対策するメリット
就活で面接対策をしない事のリスクについて理解ができた所で、逆に面接対策をするメリットも整理しておきましょう。
結論、メリットは二つあります。
- 改善点を修正できる(対策したからこそ気付ける)
- 面接に慣れる(自信をもって臨める)
あたり前の事ではありますが非常に重要です。
それぞれのメリットを、詳しく見ていきましょう。
1.改善点を修正できる(対策したからこそ気付ける)
「頭で考える」と「実際にやってみる」は全く違います。
ですので、面接対策を“やってみたからこそわかる”自分の改善点が見つかります。
また一人ではなく誰かに相手をしてもらうことで、客観的な意見をもらうことが出来ます。
面接の中身だけではなく、服装や身だしなみなどのマナー面もチェックすることが出来る為「自分ひとりでは気づかない」客観意見と実践は面接対策での大きなメリットとなるでしょう。
2.面接に慣れる(自信をもって臨める)
就活での面接対策をする事で、当日本番で落ち着いて臨む事が出来ます。
全く緊張しない人は少ないと思いますが「対策をしてきたから」という自信が落ち着きに変わり、その落ち着きが本番での面接パフォーマンスを高めてくれます。
- 落ち着いた話し方は、冷静さを評価してもらえる
- 端的な回答は、論理性を評価してもらえる
- スムーズな会話のキャッチボールは、コミュニケーション能力を評価してもらえる
- 自己分析、企業分析などからくる自己PR、志望動機の“深さ”は志望度や自己理解を評価してもらえる
など「落ち着き」だけではなく、本番で多くの事が活かされます。
特に人気な企業であれば、多くの就活生が応募しますので面接対策しないで受けるのは逆に時間を無駄にすることとなります。
練習をすれば、自分のクセや課題を理解でき、それを克服して臨むからこそ、予想外の質問でも対応できますし、自信をもって回答できるものです。
自分が思っている以上に「面接対策はメリットが大きい」と覚えておきましょう。
就活で面接対策しない・できない人の理由
就活で面接対策をしないリスクと、面接対策をするメリットを解説してきました。
ここまで見て、「やらないとな」と思っている人は多いと思います。
しかし!
実際に「行動できない」という壁にぶつかる人が多いものです。
- アルバイトをしたい
- 友人と遊びたい
- SNSを見たい
- お酒を飲みたい
など多くの誘惑で行動できない人もいるのではないでしょうか?
面接対策をしない人の多くは「したくない」だけではなく「できない」人が実は多いのです。
その理由を改めて解説しておくと
- 就活の重要性について理解していない
- そもそも面接対策に何が必要か分かっていない
- 面接対策で必要なことは分かるがその目的が分かっていない
- 面接対策で必要なことに優先順位をつけていない
- 対策することは明確なのに怠けてしまう
- 就活を進めるかというそもそもの悩みがあり積極的に取り組めない
これらが挙げられます。
面接対策の重要性については、改めて上述にした内容を振り返っていただければと思います。
そもそも行動できないのは「モチベーションが上がらないから」ではなく「理解すべき事を理解していないから」であることが多い為、「理解できるように情報収集したりして未来の自分に危機感を持たせること」は非常に重要です!
↓就活の重要性についてはコチラ↓
就活の面接対策する時の重要ポイント
就活の面接対策の必要性については理解できたでしょうか?
ここからは実際に面接対策する際のポイント(How to)について解説していきます!
- 伝える内容の確認(自己分析や企業分析)
- 伝え方の見直し(自信を持っているか、声のトーンなど「どう伝わるか」)
- 服装・マナー(相手が「どう感じるか」の基本マナー)
これらをしっかり確認できているか。
大事なのは「自分なりにやっている」は関係なく、「相手にどう映っているか」です。
ですので、面接対策では、自己分析・企業分析で理解を深めて準備万端にするだけでなく「伝え方や内容がどう聞こえるか」客観意見をもらい必要があるのです。
客観意見をもらう面接対策する方法
客観意見をもらうためにはどうすれば良いのか。
具体的には
- 友達と練習する面接対策
- OB・OG訪問で面接対策
- キャリアセンターで面接対策
- 就職エージェントで面接対策
このように自分ひとりでの練習ではなく、他の誰かと練習することによって、「自分視点」から「相手視点」に近づくことが出来ますので、「自分なりに頑張った」という事を防ぐ事が出来ます。
自分では気づかない部分を客観視で改善して、より良い面接対策をしていきましょう。
1人で練習する面接対策もOK!
客観視も大事ですが一人がNGというわけではないです。
周りの目が気になる人は一人での面接対策でも問題ありません。1人の場合は何度も言い直せたり時間の制限がないメリットもあります。
とはいえ出来ているかどうかの確認を感覚的にするだけではなく、スマホなどで録画を撮るのがおすすめです。
服装、身だしなみ、しぐさの癖など気がつかなかった問題に気付くことができることもあります。
面接官になったつもりで自分を客観的な視点でチェックしてみましょう。
就活の面接対策【最低限はこれをしよう】
面接対策のポイントについて解説しましたが
- 友達を会うの手間だ~
- 面接練習恥ずかしい~
と思っている人もいると思います。そんな人のためにも、最低限する事についてまとめます。
- 定番(王道)の質問への回答準備
- 企業の採用ページを読み込み企業理解を深める
- 提出したESを把握して一貫性を持たせたい
- マナー、基礎の動きを復習する
最低限の面接対策①定番(王道)の質問への回答準備
面接対策する際に最低限したい事一つ目は「定番(王道)の質問への回答」です。
- 志望動機
- ガクチカ
- 自己紹介
- 自己PR
- 長所短所
- 逆質問
など一般的に聞かれる質問は準備しておきましょう!
また、企業ごとに決まって聞かれる質問は異なりますので、王道の質問の情報収集と準備は重要です。
ただ、ネットで見本回答などが上がっている場合がありますが、その情報をそのまま使うことは避けましょう。
あくまで自分のエピソードで答えるという前提で準備しましょう!
最低限の面接対策②企業の採用ページを読み込み企業理解を深める
面接対策する際に最低限したい事二つ目は「企業理解/企業研究」を深ぼる事です。
面接官からすると「志望動機」や「なぜうちを受けるのですか?」などの質問に対して、いかに深堀できているかどうかで就活生の志望度を測ることが出来ます。
OB・OG訪問などが最も有効ではありますが、時間がなく最低限やるという観点では、【採用ホームページ】や【ホームページ】、【取材記事】などを見ていくと良いでしょう!
最低限の面接対策③提出したESを把握して一貫性を持たせたい
面接対策する際に最低限したい事三つ目は「一貫性」です。
就活生がたまに起こすミスとして
このように自分が提出した内容を忘れてしまう人も少なくありません。
もしES(履歴書)で提出した内容と、面接で話す内容が異なると低評価に繋がりやすいです。
話す事の一貫性は活躍していくためにも重要なポイントですので、コピーをとったり、内容を忘れない工夫をして面接対策として最低限行うようにしましょう。
最低限の面接対策④基本的なマナーを復習する
面接対策する際に最低限したい事四つ目は「マナーの確認」です。
- 入室~退室の基本的な一連の動き
- 名刺を受け取った後の対応
- 姿勢、笑顔、表情で好印象を与えられているか
このように基本的なマナーは相手の第一印象に繋がります。
忙しい、めんどくさいといえど必ず確認しましょう。
就活の面接対策【時間がない緊急対処編】
就活を進めていると、複数社一日に受けるから優先順位の低い会社は準備していない…
そんなことも往々にしてあると思います。そんな方の為にも緊急時の対処法をお伝えします。そうではない方でも、参考にするポイントはありますので、参考にしてみましょう。
緊急対策①同業界/近業界を受けている知人に聞いてみる
面接対策の緊急対処法一つ目は「友人や就活仲間に協力してもらう」ことです。
特に同業界や近い業界を受けている人だと、業界研究・企業研究が進んでいたりしますので参考材料をもらえる可能性があります。
しかし就活「戦争」と言われる通り、情報を与える側は「頑張って業界研究した」という背景がありますので、“教えてくれない”ということや、人間関係がこじれる事もありますので、注意が必要です。
緊急対策②口コミを参考にする
面接対策の緊急対処法二つ目は、「口コミやネット情報を参考にする事」です。
質問内容が載っていたり、実際に面接した人の声を確認できるとともに有益な情報が落ちていることもあります。
ただ口コミは主観(書き手の人から見た感覚)でしかない情報もありますので、すべてが自分に当てはまるとは限らないと覚えておきましょう。
緊急対策③無理に嘘をつかない
面接対策の緊急対処法三つ目は、「準備できていないのに無理に取り繕って変な回答をしない」という事。
「中途半端が一番印象が悪い」という人事担当者もいます。
お互いに、時間を確保しているわけですから「すみません、準備不足で…」と素直に申し出ることでもう一度チャンスをくれる機会があるかもしれません。
そもそも準備ができていないという事で、選考落ちになってしまう確率は高いという事を覚えておきましょう。
就活の面接対策【事前にできる準備編】
時間がない/緊急時の対処については全員が参考にしても良い内容でしたね。
では最後に【時間がある方】がやりたい面接対策。
これから準備をしっかりと進めていきたい。と思っている方向けに時間をかけてやりたい内容をご紹介します。
面接対策の本を読み込む
時間があるときの面接対策一つ目は【本を読む事】です。
業界研究・面接対策、SPIなどのテスト関連…
これらを一度読むだけではなく、複数回読み込む事で大事な事(本質)が見えてきます。
もう一度。
大事な事は【複数回読み込む事】です。
時間があるからこそできることですので、早くから取り組める方はその時間を必ず有効活用していきましょう。
就活イベントに参加する
時間があるときの面接対策二つ目は【イベントへの参加】です。
今は新型コロナウイルスの影響でかなりなくなってはいますがWEBでも様々なイベントは実施されています。
こちらも一社や一回だけではなく、複数回複数社、時間をかけて参加してみる事で、就活の本質が見えてきたり自分の自己分析や企業分析の質は間違いなく高まります。
OB・OG訪問をする
時間があるときの面接対策三つ目は【OB・OG訪問をする事】です。
こちらの記事でもお伝えした通り、OB・OG訪問は他の就活生との差別化にもなり、【面接対策で最も重要】といっても過言ではないでしょう。
早くから動き出すことで、より有益な情報に近づいていきましょう!
就活エージェントを利用する
時間があるときの面接対策四つ目は【エージェント利用】です。
エージェントとは、企業の紹介や面接対策、書類添削を無料で行ってくれるサービスです。
一人での就活ではなくエージェント(企業の人)と二人三脚で就活を進めることが出来る為、様々な事を相談できます。
面接対策として客観意見を社会人目線でもらえるメリットが大きいでしょう!
面接対策しないのに受かる人って・・・?
就活を進めていくと、「面接対策しないのに内定がもらえる」という人ももちろんいます。
実際に面接対策しない(してない)のに内定が取れたという人の一例を見てみましょう!
- 思いのほか、リラックスできて本来の力を発揮できた
- 難しい質問に臨機応変な対応ができた
- コミュニケーション能力があり会話がスムーズだった
- 一貫性があり、ずれた回答がなかった
- 明確なやりたいこと・ビジョンをしっかり伝えられた
- 志望動機に納得感を持ってもらえた
このような例があります。
上記例を見てもわかることは、何もせずに内定を取ることは難しいという事。
面接対策をしないとしても、自己分析や企業分析が内定を獲得しているのです。
ですので、「面接対策ってしなくても良いんだ~」というのは誤った解釈であり、根底として自己分析や企業分析が徹底されていたら、面接はあくまでコミュニケーションなのでどんな質問にも回答ができるという事です。
そのうえで、話す事や伝える事、伝え方がうまくいっていない人や、内定という結果が出ていない場合には、必ず面接対策が必要となってくるでしょう。
自信がある人でも「根拠なき自信」と「やってみて改善した結果の自信」は全く異なります。
成功者は臆病者が多い(臆病だから念入りな準備をする人が多いということ)とも言われているため、是非皆さん取り入れてみましょう♪
面接対策として、場数を踏んで強みを伝えられるようにしよう!
就活の面接対策はいかがだったでしょうか?
【最低限やるべきこと】
【緊急対処編】
【時間がある編】
と面接対策の準備レベルごとに解説してきました。
途中解説もしていますが
【方法(Howto)】だけを確認して、【そもそもなぜ面接対策が必要か(Why)】を理解していない人は意外と多いです。
この【Why】には、本質的な事や方法(Howto)を深めてくれるヒントが隠されています。
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