そういった指導を受けた人もいるかと思います。
今回は報連相に似た「かくれんぼう(確連報)」について
報連相はいらない!
今は「かくれんぼう(確連報)」だ!
そんなお声もありますが、結論【どちらも重要】です。
しかし、部下を持っている人や育成に従事している人は違いを理解して使い分ける必要性があります。
周囲から報連相を求められている人もこの記事を参考に、“かくれんぼう”と併用しながら仕事の効率や質をしっかり上げていきましょう!
目次
かくれんぼうの前に…報連相(ホウレンソウ)のおさらい
まず、報連相とは「報告」「連絡」「相談」からきたものです。
これは仕事を進めていくなかでとても重要なコミュニケーション方法で、お客様、上司、部下など仕事で関わるすべての人に影響を及ぼします。
- 報告:報連相の報告とは上司や周囲からの仕事の依頼に対して、担当者が進捗や結果を知らせる事。
- 連絡:報連相の連絡とは事実を知らせる事。
- 相談:報連相の相談とは、意見を周りに求める事。
詳細については関連記事を参照ください!
かくれんぼう(確連報)の意味と目的
続いて報連相の次にでてきた
「かくれんぼう(確連報)」について
これは、社会人としての基礎である「確認」「連絡」「報告」の頭文字をとって構成されています。
「報連相とかくれんぼう(確連報)」
どちらも企業で働くうえでも、お客様とのやりとりなどをするうえでも求められるスキルです。
かくれんぼう(確連報)と報連相の違い
報連相とかくれんぼうの違いは「相談」が「確認」に代わったところです。
この「確認」は
「上長への部下からの内容確認」を指します。
つまり
- 相談=【事前】
- 確認=【事後】
ここに違いがあります。
なぜ確認から相談となったのか。目的としては2つあります。
- 自立した社員育成
- 自主性を生かした効率化
事後の確認という事は
すでに業務は進行していて、部下が自ら仕事を進めた状態です。
進行状況を確認する状態ので、事前の【相談】からステップアップしている状態です。
自ら考えた上で周囲へ【確認】する
これが、かくれんぼう(確連報)=自主性を持った成長につながる秘密です。
より自主的な社員を多くの企業は求めている事から、この「かくれんぼう(確連報)」のビジネスキーワードが広がっています。
かくれんぼう(確連報)の事例紹介
上司は部下へ資料作成を依頼した。
部下はこれまでのやり方を踏襲しながら新たな方法も見つけた。
その際、上司に対して
「この部分ですが●●のようにすると良いと思うのでそちらで進めても良いですか?」
といった形で
上司に求めるのは「GOかSTOP」
上司も部下の自主性を尊重して「GOかSTOP」で進めていくのが良いでしょう。
かくれんぼう(確連報)の注意点
かくれんぼうは自主性を伸ばしていくなど利点もありますが注意点もあります。
それは大きく分けて2つあります
- 会社のフェーズでの使い分け
- 部下のフェーズでの使い分け
いきなり「かくれんぼう(確連報)」を使えばよい!というわけではありませんのでしっかりご一読ください。
かくれんぼう(確連報)と報連相|会社のフェーズでの使い分け
会社のフェーズとは
育成(研修)のスキームが整っているか。です。
- 育成制度は整っている場合は報連相
- 育成制度が整っていない場合はかくれんぼう(確連報)
企業が社員がかくれんぼう(確連報)か報連相求める方を推奨していく。
部下をどのスピード感で成長させるのかも組織ごとに変わってくるかと思いますので、育成方針と併せて活用方法を検討していきましょう。
かくれんぼうと報連相|部下のフェーズでの使い分け
次は部下のフェーズ。
部下は部下でも、経験値のある部下もいれば入りたての新人部下もいます。
- 新人部下は報連相
- ある程度経験のある部下はかくれんぼう(確連報)
と使い分けましょう。
新人の場合、その組織のやり方や方向性を理解しきれていない場合が多いです。
その状況でいきなり「自主性」ばかり求めてしまうと、checkしたときに全然違う方向性に・・となりかねません。
逆にある程度経験があり、
上司の求める仕事ができるようになった段階ではかくれんぼう(確連報)をしっかり意識させ、自ら考える事。
上司には確認を求めるように指導すると、自主的に考える人財育成、組織としても業務効率化につながるでしょう。
かくれんぼう(確連報)と報連相の使い分け
ここまでのまとめになりますが
- まずは報連相でしっかり基礎固め
- 仕事が安定してきたらかくれんぼう(確連報)で自主性を伸ばしていく
報連相⇒かくれんぼう(確連報)が基本的な順番です。
その他にも
組織がどのスピード感で部下を成長させたいのか。などを育成の方針などとすり合わせながら「かくれんぼう(確連報)」を定着させましょう。
報連相が決して不要というわけではありません。
かくれんぼう(確連報)と報連相を併用しながら
組織で活躍できる人材を育成していきましょう!
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