【24年新卒】外資系企業「内定」を勝ち取るには?

新卒から、外資系企業に就職したいって思っていますか?

 

日系企業に比べて、待遇やお給料が高い、外資系。魅力を感じますよね!?

 

日系企業と違って、就活のアプローチが違うので「知らなかった」とならないように、準備をしましょう!

 

目次

そもそも「外資系企業」とは

外資系企業とは、「一定以上の株式を外国人もしくは外国法人が所有している企業」のことを指します。

 

割合は「3分の1以上」が目安とされていますが、実際には明確な定義はありません。

 

外資系企業には3種類ある

 

外資系とよばれる企業は大きく分けると3つに分類されます。

 

  • 100%外国企業出資の企業

外国企業が日本に進出し営業を行っている日本法人で、「外資系企業」と聞いて、多くの人がイメージするのがこのタイプの企業でしょう。

 

例)マッキンゼー・アンド・カンパニー、アクセンチュアなど

 

 

  • 外国企業と日本企業が共同出資の企業

日本企業と共同出資で創立された企業

 

例)日本マクドナルド

 

  • 外国企業が日本企業を買収し、資本提携した企業

外国企業に買収された日本企業や、合併により資本提携した日系企業も外資企業となります。

 

例)台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収されたシャープ

 

日系企業との違い

 

外資系企業も日系企業もさまざまな企業があり、日系企業に近い外資系企業もありますし、外資系企業に近い日系企業もあります。

 

日系企業との大きな違いはこのような特徴があります。

 

  • 働き方は個人の裁量に任され、自由な雰囲気
  • ワークライフバランスを重視。
  • 男女に関係なく、若手にも大きな裁量を与えられる

 

 

具体的なことについては、外資系で働くメリット、デメリットで解説していきます。

 

外資系企業にはどんな会社がある? 新卒に人気 外資系企業

「どんな企業が人気なの?」そんな風に感じている人もいるのではないでしょうか。

 

新卒に人気の外資系企業としてトップでランクインする外資系企業を業界別に紹介します。

 

コンサルティングファーム

 

コンサルティングファームは外資系企業の中でも最も高い人気があり、主に戦略系、総合、会計の3つの種類があります。

 

  • 戦略系

ボストンコンサルティンググループ合同会社

マッキンゼー・アンド・カンパニー

 

大手の戦略系ファームで募集している新卒は10〜30人以下程度です。

 

非戦略系のほうが多くの人を採用する傾向にあります。

 

  • 総合コンサルティング

代表的なコンサルティングファームのアクセンチュア株式会社

世界最大級でグローバル色が強いPwCコンサルティング合同会社

 

  • 会計系

 

デロイト トーマツコンサルティング合同会社

KPMGコンサルティング株式会社

 

両社とも世界4大会計事務所(Big4)の1つです。

 

デロイトトーマツは外資系企業にありがちな“UP or OUT”の厳しいカルチャーが薄く教育制度が整っている点、KPMGは2014年設立で歴史が浅いですが、他社と比べて社員数が少なく個人の裁量権が大きい点が特徴です。

 

金融

 

外資系金融企業はインセンティブ(歩合給)が高く、外資系企業の中では平均年収がNo.1といわれています。

特に投資銀行、証券は高収入の傾向があります。

 

外資系金融からは投資銀行、保険、クレジットカードの分野から人気企業を紹介します。

 

  • 投資銀行

ゴールドマン・サックス証券株式会社

J.P. モルガン証券株式会社

モルガン・スタンレーホールディングス株式会社

 

花形のIBD(投資銀行)部署ではほとんど睡眠がとれないほど激務だといわれています。

 

  • 保険

アフラック生命保険株式会社

プルデンシャル生命株式会社

AIGジャパン・ホールディングス株式会社

 

外資系の保険会社は、一般的に入社3年目を過ぎると完全歩合制となる企業が多いです。

 

  • クレジットカード

アメリカン・エキスプレス

 

外資系企業ではあるものの、日本風土の雰囲気でアメリカ合衆国に本社を構えています。

 

メーカー

 

メーカーは消費財、化学、電気・重工、製薬から人気企業を紹介します。

 

  • 消費財

パンパースやレノアなどで知られる、P&Gジャパン合同会社

紅茶のリプトンでお馴染みのユニリーバ・ジャパン株式会社

化粧品で知られる日本ロレアル株式会社

 

  • 化学

アメリカでは三大財閥と呼ばれ歴史のある、デュポン株式会社

世界最大級の化学メーカー、ダウ・ケミカル日本株式会社

 

  • 製薬

ファイザー株式会社

アストラゼネカ株式会社

アメリカの大手製薬メーカーでコロナワクチンの開発も行いました。

 

ジョンソンエンドジョンソン株式会社

バンソウコウやコンタクトレンズが有名な医療用医薬品メーカーです。

 

  • 電気・重工

GEジャパン株式会社

はプラントやエネルギーに加え、ヘルスケアやデジタル分野にも進出しています。

 

日本ヒューレット・パッカード合同会社

パソコンやプリンターなどでよく知られています。

 

ふだんから身の回りでよく使うものや、テレビCMでも目にしたり耳にする身近なものを取り扱っている企業が多いですね。

 

IT

 

外資系IT企業は営業職・技術職の採用が大半で、基本的には経験者の中途採用が中心です。

 

新卒者にとっては狭き門ですが、GAFAとよばれる巨大IT企業、グーグル合同会社アマゾンジャパン合同会社は新卒採用を行っています。

 

外資系トップソフトウエア企業の日本マイクロソフト株式会社、コンサルティングなどのサービス事業に力を入れている日本IBM株式会社はIT志望とコンサル志望の両方の学生にとって志望対象になっており人気です。

 

外資系企業で働くということは?

外資系企業といえば「お給料が高い」、「実力主義」などさまざまなイメージを抱いていると思います。

 

日系企業に近い雰囲気の外資系企業もたくさんありますが、ここでは多くの人がイメージする、大手の外資企業で働くことのメリット・デメリットをまとめます。

 

外資系企業で働くメリット

 

まず外資系企業で働くことで得られるメリットです。

 

メリット1「お給料が高い」新卒で600万円

 

同じ業界の中でも外資系企業は日系企業よりも給料水準が高いです。

 

外資系企業の平均年収は約800万円といわれ、日系企業の2倍に迫ります。

 

これはあくまで平均なので2,000万以上になる場合もあるのです。

 

特に外資系銀行やコンサルの給与は高く、新卒でも年収は600万円ほどあります。

 

実力で評価される外資系企業では、報酬に対する考え方が日系企業とは異なり、多くの外資系企業で「ベース給+インセンティブ」で年収を算出しています。

「基本給+成果に応じて支給される報酬」が年収と考えれば良いでしょう。

 

メリット2「爆速で成長できる」社内留学ルート

 

世界を代表するコンサルティングファームでは若手を対象にした社費での留学制度が設けられています。

 

新卒で入社して3〜5年の多くの若手社員がMBA留学制度を活用します。

 

また、若手のうちから様々なプロジェクトを通して幅広い業務を経験し、一流企業の役員をクライアントに持つこともあります。

 

こういったことは日系企業の若手社員ではあまり経験できないことでしょう。

 

このような経験があると、この先転職することになっても困ることはありません。

 

入社して3-4年で早々に起業して独立していく社員も少なくありません。

 

メリット3「実力で給料アップ」が狙える

 

実力主義なので成果に応じて昇給・昇格が期待できます。

 

年齢も性別も関係なく、実力があり、成果を出すことができる人は日系企業よりも何倍ものスピードで高い報酬を得ることができます。

 

日系企業では男女平等とはいえ、年功序列で男女差による格差文化が残っている企業もまだまだ多いです。

 

自分が頑張って結果を出した分だけ見返りがあるということは外資系企業ならではのメリットです。

 

外資系企業で働くデメリット

お給料が高い、成長できるなど、外資系企業には魅力的なメリットもありますが、デメリットも把握しておきましょう。

 

デメリット1 「仕事が激務」コンサルはブラック

 

外資系企業は給与も高いですが激務だといわれることが多いです。

 

コンサルティングファームを例にしましょう。

 

コンサルティングという仕事はクライアントと同等、それ以上の専門的な知識が必要となるため、常に勉強です。

 

そのクライアントは金融であったり、メーカーであったりプロジェクトごとに毎回変わるのです。

 

さらに資料作成にミーティングなど多くの時間をとられ、「終電を逃してタクシーで帰宅があたりまえ」、「土日も仕事」など激務となります。

 

ただ、最近はコンサルティングファームも働き方が改善されてきているようですし、このような状態が年中続くというわけではなく、プロジェクトとプロジェクトの間で数週間のお休みをとって海外旅行にでかけたり、リフレッシュして過ごす人が多いです。

 

デメリット2 「雇用の保証」がない!

 

実力・成果主義であることが外資系企業のメリットである反面、裏を返せばそれは収入は不安定ということになります。

 

成果が上がらなければ、収入が下がるだけではなく、雇用さえも危うい事態に陥るのです。

 

“UP or OUT”「昇進か、さもなくば会社を去る」という言葉は外資系企業のシビアな雇用環境を表しています。

 

昨日見かけた同僚が今日はいない、ということはよくあることです。

 

また、企業の経営不振などにより、日本から突然事業を撤退することもあり、失業することもあり得ます。

 

デメリット3 「浪費家」になりやすい、ストレスでお金を使う

 

外資系企業に就職したらストレスのかかる仕事をする覚悟をある程度しておいた方が良いでしょう。

 

同年代と比べたら高い報酬を得ることができ、金銭的な余裕はできますが、自分なりのストレス解消法を持っていないとブランド物や車など、高い買い物でストレス発散することに依存してしまいます。

 

外資系企業で求められる最低限のスキル5個

日系企業とは風土や評価ポイントが異なる外資系企業ですがどのような人材が求められているのでしょうか?

 

外資系に向いている人

 

  • 1つ目は能動的に動いて発信できる人。

自主性が求められます。

 

言われたことを黙ってこなすだけの指示待ち人間では仕事はもらえません。

 

言われてから動くのでは遅いと心得ておきましょう。

 

  • 2つ目にコミュニケーション能力がある人

単に人と仲良くなれるという意味ではなく、上手に相手のニーズを引き出し、提案し、満足してもらえる力がある人ということです。

 

そして成果主義の外資系企業では自分が出した成果を正当に評価してもらうためのアピール力も必要になります。

 

謙虚であるのが美徳となる日系企業とは異なり、自信を持ってはっきり主張できる人は外資系企業に向いています。

 

  • 3つ目に効率的・効果的であること

求められているクオリティ、結果、納期など、クライアントの期待に応えられた人は評価されます。

 

いくら頑張ったとしても「結果」がだせなければ評価はされません。

 

自分なりに効率を考え、合理的に仕事をすすめられる力が必要です。

 

英語力

 

外資系企業ということでネイティブ並みの英語力が求められるのでは?と思われますが、職種や業務内容によって求められる英語力は異なるので入社時は英語力がそれほど高くなくても採用されるケースはあります。

 

とはいっても英語力がある方が採用の際に有利であることは確かです。

 

外資系銀行にエントリーする人はTOEICで800点以上の人も多いです。

 

業務遂行のためには意思疎通ができることが必須となりますので、目安として最低ラインでTOEICで700点以上と考えておきましょう。

 

注意)英語ができるだけでは、採用はされない!

 

英語力よりも優先されるのは仕事のスキルです。

TOEICのスコアはあくまで目安です。

 

800-900の高いスコアを持っていてもやり取りがうまくできずに業務を円滑に進められなければ仕事ができるとは見なされないのです。

 

就活の段階では英語面接もあるところもあります。

 

伝えなければならないことを理論的にわかりやすく説明し、自分が企業にとって有益な人材であることを物怖じせずに伝えられる自信とアピール力が必要になります。

 

新卒でも「簿記」、「Excel」が使えるとどの業界も有利

 

簿記の知識は経理以外のさまざまな業務に活かすことができます。

 

経営管理や財務分析、取引先の経営成績、価値や成長、キャッシュフロー予測、コスト意識など、会計的な考え方でビジネスを見られるようになります

 

「Excel」は一般的な事務や経理だけでなく様々な業務で使用されています。

 

資格があると履歴書に記載することができ、意欲やどのくらいのスキルがあるのかを端的にアピールできるので余裕のある方は資格を取得しておくと有利になるでしょう。

 

<失敗経験> <海外経験>があるとベター

 

外資系企業に就職できたとしても、同じ会社に長い間いることはほとんどなく、本当に活躍できる人は2割程度といわれています。

 

プロジェクトによばれなかったり、昇進・昇給が頭打ちになったりと、落ち込むことはよくあるそうです(それを含めてもやはり、報酬は高いです)。

 

シビアな世界ですが、失敗や挫折経験を乗り越えた人はその経験をバネにできる強い精神力、そして失敗してもそこから何かを学びとっていける問題解決力がある人としてみてもらえるでしょう。

 

ここでダメなら次へいけばいいや、いくらでも転職先はあると楽観的に思える柔軟さもほしいところです。

 

帰国子女など、海外経験のある人は語学力や異文化への理解があると判断されやすいので大きなアドバンテージになるでしょう。

 

外資系企業の就活 100%やりきり7ステップ

外資系企業の選考時期は日系企業よりも早く、大学3年の11月頃から本選考が始まり、翌年3月には内定が出ます。

 

大学4年生になる前にはもう結果が出ているということになるので外資系企業に就職希望の学生は出遅れないよう、スケジューリングしておきましょう。

 

年間スケジュールを把握

 

選考スケジュールは企業によって異なりますが、大まかな選考スケジュールは下記のようになっております。

 

後に説明しますが、外資系企業への就活ではサマーインターンが大きな鍵となります。

 

4月〜5月 エントリーシート対策(自己分析・企業分析)
6月〜9月 サマーインターン エントリー、参加
10月〜12月 サマーインターン早期選考

ウィンターインターンエントリー

説明会、本選考(ES、筆記)

1月〜2月 本選考(面接)、ウィンターインターン参加
3月 内定

 

選考は大学に入った時からスタートしている

 

人気ランクのトップに連なる外資系企業に就職する人たちはどうしても高学歴になりがちです。

 

実際、東大、慶応、早稲田などの学生が内定をもらうことが多いです。

 

しかし、高学歴であるからといって内定がもらえるわけではなく、成長したいと切望している意欲のある学生、仕事をする上でコミュニケーションスキルや論理的思考力に長けている人が必要とされます。

 

しっかりと対策を行って就活に臨みましょう。

 

サマーインターンで印象をつけたら勝ち

 

インターンシップは就活生のための就業体験プログラムであり、インターンシップが学生の能力や知識、適正を測る「選考」となる場合も多いです。

 

インターンシップで内々定が決まってしまうことや、インターンに参加しないと本選考を受けられない場合もあり、外資系企業を目指す学生にとって重要なステップとなります。

 

サマーインターンでの優秀な人材で採用枠が埋まってしまうことも考えられますので、サマーインターンで企業にとって欲しい人材であるという印象を残せるかどうかが重要です。

 

サマーインターンを忘れていても、勝てるけど、自己PRが大事

 

10月からはウインターインターンシップが始まります。

 

サマーインターンで選考に進めなかった人、後から外資系企業を目指すことにした人は必ず参加しましょう。

 

倍率は高くなりますが、外資系企業は自社に対して興味や理解が深いだけではなく、第三者を納得させることができるロジカルさをもった人材を重要視します。

 

自分がこの企業に就職することによってどんなメリットをもたらすことができるのかを論理的に説明できる自己アピール力をつけてのぞみましょう。

 

日系の外資 or ゴリゴリ外資なの? 攻め方に気をつける

 

外資系企業の中には、外資系であっても文化や制度はほぼ日本企業という企業もあります。

 

買収によって外資系になった企業などに多いです。

 

自分がどんな企業にアプローチしたいのか、その企業に自分が合っているか、その企業で働くことは自分が目指している方向と合っているのか、ということを考えておきましょう。

 

メンタルを安定させるために、睡眠

 

外資系企業では多忙でストレスがかかり、鬱になる人の割合が高いといわれています。

 

メンタルを安定させましょう。

 

そのためにはしっかりと睡眠をとることです。

 

最低でも6時間は睡眠をとり、多忙な就活を乗り越えていくためにも就活中から、質の良い睡眠をとりメンタルを整えていきましょう。

 

ぐっすりと眠理、質の良い睡眠を取るには午前中にタンパク質をとり、ウォーキングなど適度な運動をすることです。

 

面接時には、女子はメイク濃いめ・男性はオシャレネクタイ

 

面接時の服装は男性も女性も上下セットのスーツが基本です。

 

新卒の面接であればリクルートスーツで良いですが、女性はメイクで、男性はネクタイで一工夫しましょう。

 

メイクは濃いめに、眉毛もしっかりめに描き、意志のある印象を与えましょう。

 

濃いめのメイクは外資系CAのメイクが参考になります。

 

ネクタイは色が濃すぎるもの、柄が派手なものは面接に向きませんが、色によって印象を変えられます。

 

赤系 熱意 意欲
青系 知的さ 冷静さ 緻密さ
黄色系 親しみやすさ

 

与えたい印象で使い分けてみてください。

まとめ

外資系に憧れて、就活をするのはいいけども、実際に自分の適性について考えてみたことはあるでしょうか。

 

自分が何が好きで、何が向いてるか?

 

わからない状態で、なんとなく外資系に行ってみたい!で、就活すると合格しても辛いかもしれません。

 

それでもチャレンジしたい!という方は早め早めの対策をして就職活動にのぞんでください!

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