自己分析はなぜ必要?就職活動がうまくいく自己分析のやり方9選

就職活動で自己分析はなぜ必要?

 

 

就職活動では自己分析が大切だとしつこく言われますが、そもそもなぜ必要なのかよく分からない就活生もいるのではないでしょうか。

 

まずは目的やメリット、行うべきタイミングなど自己分析の基礎知識を解説します。

自己分析の目的

 

なんのために自己分析を行うのか、大きな目的を2つ理解しておきましょう。

 

自分の考えをまとめる

 

就職活動ではエントリーシートや面接で志望動機や強み、弱みなどあなたについて詳しく聞かれます。

 

そのときに面接官を納得させる回答をするためには、自分について把握して考えをまとめておくことが必要です。

 

また、回答に対してさらに突っ込んで繰り返し聞かれることも多く、考えが浅い場合はだんだん答えに詰まっていってしまいます。

 

上辺だけの言葉ではすぐに見抜かれて内定獲得には繋がらないため、自己分析が欠かせないのです。

 

就活の軸を定める

 

数えきれないほどの求人から自分に合う企業を見つけるのは果てしない作業なので、効率的に探すため企業選びの基準となる「就活の軸」を定めておくことが必要です。

 

新卒向け就活サイトの最大手「マイナビ2023」には、就活本格解禁となった2022年3月1日時点で26,000社以上の求人が掲載されました。

 

もちろんそれだけの求人を1社ずつ見ていくのは現実的ではないため、業種や職種、勤務地やその他重視したいポイントで絞っていかなければいけません。

 

しっかりと自己分析をして就活の軸が定まっているほど、志望がブレることなく真っ直ぐ自分に合う企業へ向かっていくことができます。

 

自己分析で分かること

 

自己分析はその名の通り「自分について分析すること」ですが、分析によって多くのことを言語化できます。

 

ここで分かった特徴は就職活動中はもちろん、入社後も自分の適性判断や課題解決に活かすことが可能です。

 

・強み

・弱み

・やりたいこと

・やりたくないこと

・将来どうなりたいか

・行動のきっかけ/モチベーション

・やりがい

・大切にしたい価値観

 

自己分析を行うタイミング

 

「自己分析はいつから始めればいい?」という声がよく聞かれますが、自己分析は思っている以上に難しく手間がかかるため、早ければ早い方がいいです。

 

インターンシップの参加に選考を設けている企業もあり、情報が一斉に解禁される大学3年生時点で一通り済ませてあると安心です。

 

ただし、ベンチャーや外資系を中心にもっと早い段階で募集を開始している企業もあるため、興味のある企業の情報をチェックしつつ必要であれば前倒しで進めていきましょう。

 

自己分析を行うメリット

 

就職活動において自己分析を行うメリットを3つ解説します。

 

早めに済ませることでメリットをフル活用してスムーズに就職活動を進めることができるので、本格的に動き出す前に進めておきましょう。

 

就活中の迷いが減る

 

自己分析をして就活の軸を定める作業は、目的地へたどり着くために地図を見て道を調べる作業だと思ってください。

 

自己分析をせずに思いつきで就職活動を進めていると、志望=目的地がどこか分かっていないために進むべき方向が分からず迷うことが多くなります。

 

自分の考えの根源を理解していないのでなぜその仕事がしたいのかが分からず、「本当にこれでいいのか」と不安になってしまうのです。

 

志望する企業を見つけて無事内定を得るために、しっかりと自己分析をしておきましょう。

 

ミスマッチを回避できる

 

自己分析をすることで自分の得意や不得意、重視したいことが明確になり、マッチしない企業に入社するリスクを抑えることができます。

 

例えば自己分析をせずに「動き回るよりも座って仕事をしたい」という理由で事務職を選んだとします。

 

しかし実はコツコツと作業をすることが苦手で事務職が向いていなかったということが入社後に分かっても、新卒として就活をするチャンスは二度とありません

 

自己分析をしておけば防げた可能性のあることで、自分の「苦手」を避けて「やりたい」や「得意」を活かすために自己分析は欠かせないのです。

 

エントリーシート作成や面接での回答がスムーズになる

 

自分の志望や考え、さらにそのきっかけとなる経験などが理解できていると、エントリーシートや面接での質問にスムーズに答えることができるようになります。

 

どの企業でも聞かれるような定番の質問に対する回答は準備することができるかも知れませんが、自己分析ができていないとそこからさらに突っ込まれたときに答えられなくなるのです。

 

自己分析をすることで自信を持って自分のことを話せるようにしておきましょう。

 

自己分析のやり方

 

様々な自己分析の手順や手法のうち、9つを紹介します。

 

基本的には①から順に実施することが望ましいですが、①〜③については並行して取り組んでも構わないのでやりやすい順で進めていきましょう。

 

①自分史を作成する

 

自分史とは、過去の経験を時系列に書き出した年表のようなものです。

 

このステップが自己分析の全てのベースになるためもっとも時間がかかるかも知れませんが、一気に済ませようとせずにゆっくりと思い出していってください。

 

ここで出せるエピソードが多いほど自己分析の材料が豊富になり、エントリーシートや面接で話せる話題の選択肢も増えます。

 

これから解説するSTEPに沿って進めていきましょう。

 

STEP1:過去の経験を洗い出す

 

まずは小学生頃から現在までの印象に残っているエピソードを、思い出せる限り書き出します。

 

・楽しかったこと、嬉しかったこと

・大変だったこと、頑張ったこと

・迷って決断したこと

・人から言われて記憶に残っている言葉(いいこと、悪いこと含めて)

・他人の行動に対して感じたこと

 

就職活動に役立つエピソードかどうかを考える必要はないので、例にあげた以外でも思い出せることは全て書き出しましょう。

 

STEP2:それぞれの経験について詳細を書き出す

 

STEP1で経験を書き出したら、さらに詳細を付け加えていきましょう。

 

どんなに些細なことでも後々ヒントになる可能性があるので、思い出せる限り書き出しておいてください。

 

・行動のきっかけや目的

・決断した理由

・そのときの感情

・周りの反応や評価、かけられた言葉

・結果、成果

・その後の行動や考えに与えた影響

 

②モチベーショングラフを作成する

 

モチベーショングラフとは、過去の経験を振り返って時系列でモチベーションの動きを表したものです。

 

過去を振り返るという点で自分史と類似しますが、モチベーショングラフでは気持ちの変化に焦点を当てています。

 

モチベーショングラフの作り方

①縦軸(モチベーション・100点満点)と横軸(年齢/学年)を書き込んでグラフを作る

②小学生頃から現在までの出来事と当時のモチベーションを書き込む

③②の経験についてモチベーションが上がった、下がった理由や当時の状況、行動などを書き込む

④モチベーショングラフの「山」と「谷」をチェックし、共通点を探す

⑤モチベーションが上がる、下がる要因をまとめる

 

③マインドマップを作成する

 

マインドマップは、自分の好きなことや強み、やりたいことなどある1つの項目から枝分かれ式に項目を追加していくもので、企画立案や目標設定などビジネスの場でも活用される手法です。

 

「趣味」「得意なこと」「苦手なこと」など項目を書き出し、そこから連想されることを思いつく限り繋げていきます。

 

アプリも多数リリースされていますし紙に手で書く方が整理しやすい人もいるので、やりやすい方法を選んでください。

 

④適性検査を受ける

 

①〜③の方法で自分について振り返ったら、適性検査を受けて客観的に特徴を確認しましょう。

 

最初に適性検査を済ませてしまうと、①〜③を行う際検査結果に引っ張られて正しく自分の考えを洗い出すことができなくなる可能性があるので、この順序で行うことをおすすめします。

 

多くの就活サイトやスカウトサイト、就活エージェントなどが無料の適性検査を提供しており、それぞれ検査項目が異なるので複数受けてみてください。

 

検査結果が出たら自分が考えていたことと照らし合わせ、ギャップがあれば次に紹介する他己紹介で周りの人に聞いてみましょう。

 

⑤他己分析をする

 

自分で考えているだけでは主観でしかなく、実際に就職活動を通じて面接官に与える印象とはギャップが生じる可能性があるため、周りの人にも自分の性格や特徴を聞いてみましょう。

 

自分が考えていることと同じであれば確信を持てますし、異なる場合は新たな一面に気付くことができます。

 

質問例

・長所や短所は?

・一言で表すとどんな人?

・直した方がいいと思うところは?

・第一印象はどうだった?

・第一印象と今の印象にギャップはある?

・どんな仕事が向いていそう?

 

ただしここで注意しなければいけないのは、「最終的に決めるのは自分」ということです。

 

例えば「〇〇が向いている」と言われたときに「その選択肢もあるのか」と参考にするのはいいですが、人に言われたからと志望を決めるのはやめましょう。

 

⑥ジョハリの窓を作成する

 

ジョハリの窓とは心理学モデルの一つで、「自分から見た自分」と「他人から見た自分」について、それぞれが知っているかどうかで4種類に分ける分析です。

 

自分が知っている 自分が知らない
他者が知っている 開放の窓

(自分も他者も知っている)

盲点の窓

(自分は知らないけど他者は知っている)

他者が知らない 秘密の窓

(自分は知っているけど他者は知らない)

未知の窓

(自分も他者も知らない)

 

 

ジョハリの窓の作り方

 

インターネットサイトやアプリで簡単に診断できるものもありますが、ここでは基本的なやり方を紹介します。

 

人数:2名以上(人数は多い方が望ましい)

 

用意するもの:紙・ペン・ふせん

 

①紙に4つの窓(開放の窓・盲点の窓・秘密の窓・未知の窓)を書く

 

②性格の項目を決める(下記参照)

 

③②のうち「自分」に該当する項目をふせんに書き出す

 

④②のうち 「他者」に該当する項目をふせんに書き出す

 

⑤③④で書き出したふせんを共有し、「自分から見た自分」と「他者から見た自分」をそれぞれの窓に分類していく

 

・自分も他者も書いている→開放の窓

・自分は書いているけど他者は書いていない→秘密の窓

・自分は書いていないけど他者は書いている→盲点の窓

・自分も他者も書いていない(ふせんが1枚もない)→未知の窓

 

性格の項目例

 

積極的 真面目 慎重 プライドが高い
前向き ユーモアがある 大胆 社交的
責任感がある 聞き上手 継続力がある 頭の回転が早い
向上心がある フットワークが軽い 思いやりがある 素直
協調性がある 計画性がある 貴重面 前向き
謙虚 冷静 意思が強い 礼儀正しい
リーダーシップがある 空気が読める 繊細 適応力がある

 

⑦将来像を考える

 

仕事とプライベートそれぞれについて、将来の目標や理想像をイメージしましょう。

 

入社後の生活、5年後、10年後など段階を踏んで、どうなっていたいかを具体的に考えてみてください。

 

もちろん働きながら考えが変わる可能性は大いにあるので、あまり難しく考えすぎずに働くことが楽しみになるような想像をしてみましょう。

 

〈仕事について〉

 

・いつまでにどんな業務に挑戦したいか(例:5年後までに海外事業に携わりたい)

・いつまでにどの役職に就きたいか(例:3年後までに主任に昇進したい)

・理想の社会人像(例:お客様から信頼されて「あなたに任せたい」と言われる人)

・いくら稼ぎたいか(例:入社3年目で500万円稼ぎたい)

 

〈プライベート〉

 

・ライフプラン(結婚や子供を望むか)

・働いて買いたいもの、やりたいこと(例:年1回海外旅行に行きたい)

 

⑧自分の特徴や価値観をまとめる

 

①〜⑦の内容をもとに、自分の特徴や価値観をまとめていきましょう。

 

・何が行動のきっかけや頑張るモチベーションになるか(誰かに褒められること、1番になることなど)

・感情が動くのはどんなときか(喜怒哀楽+悔しい)

・強み、弱み

・楽しいこと、つまらないこと、やりたいこと、やりたくないこと

 

年を追うごとに変化していったことがあれば、その理由やきっかけについても考えてみてください。

 

⑨就活の軸を定める

 

最後は⑧でまとめた内容をもとに、働く上で大切なことを挙げていきます。

 

・仕事内容(無形商材を扱う仕事、ものづくりに関わる仕事など)

・やりがい(頑張りが数字として表れること、人に感謝されることなど)

・人との関わり方(顧客と直接関わる、チームで動くなど)

・企業理念や社風、ビジョン(地域密着、挑戦を歓迎する社風など)

・キャリアプラン、評価制度(若くても実力があれば評価されるなど)

・ライフワークバランス(休日、勤務時間など)

・勤務地(転勤の有無)

 

就活の軸は自分が求めることを正直に挙げて構いませんが、全てを満たす企業に出会う可能性は極めて低いので1〜5位まで優先順位をつけておきましょう。

 

就活の軸は面接でよく聞かれる質問でもあるので、各項目でなぜそれを選んだのかや優先順位を決めた理由も併せて書き出しておいてください。

 

 

自己分析のコツ

 

自己分析のコツを7つ紹介します。

 

難易度が高い項目もありますが、就職活動成功のためのコツでもあるためポイントを押さえて自己分析に向き合いましょう。

 

専用のノートにまとめる

 

せっかく自己分析を行っても、いざ選考を受けるときに使えなくてはもったいないです。

 

就活用のノートを作り、自己分析の結果や就職活動を進める中で考えたことなどを1冊にまとめましょう。

 

企業によって思いがけない質問が来ることや就活を進める中で悩むこともありますが、そのときにノートを見返すことで一から考えなくても答えが見つかるかも知れません。

 

就活を終えたあとも保管しておけば、入社後に壁にぶつかったときにときに初心に戻ってモチベーションを取り戻す助けにもなるはずです。

 

キャリアアドバイザーに相談する

 

無料で利用できる新卒向けの就活エージェントに登録して、キャリアアドバイザーと一緒に自己分析を行うのもおすすめです。

 

手順は分かったけどいざやってみるとなかなかスムーズに進まないという人もいますが、キャリアアドバイザーは就活のプロなので、面談を通して様々な話を引き出す手助けをしてくれます。

 

自己分析のみならず、結果をもとにマッチする求人を紹介してくれたりエントリーシートの添削や模擬面接などの選考対策を行ってくれたりと就職活動のトータルサポートを受けることが可能です。

 

ただし、中には自社の利益に繋がる求人ばかりを紹介され選考対策もまともに受けられないというような悪質な就活エージェントもあるため、実績や口コミをしっかりチェックして選びましょう。

 

周囲の人を巻き込む

 

自己分析には家族や友人、ゼミの先輩や教授、バイト先の同僚など周りの人を積極的に巻き込みましょう。

 

関係性や付き合いの長さ、深さによっても受ける印象は異なるため、様々な人に聞いてみると違った答えが得られるかも知れません。

 

かしこまって質問するのは照れるようであれば、雑談の中で軽く「私ってどんな人?」と聞いてみるくらいの方がシンプルで的を射た答えが得られることもあります。

 

自分に正直になる

 

自己分析においては、他人にどう思われるかや周りの就活生がどう考えているかは一切気にする必要はありません。

 

自分はどうしたいか、どう思うかだけを徹底的に追求しましょう。

 

働き方や生き方はどんどん多様化しており、卒業後の選択肢は無限にあります。

 

就職活動で人生が決まるわけではありませんが、やはり新卒で選んだ企業が社会人1年生に与える影響は大きいです。

 

新卒切符を有効活用するために、周りに惑わされずに自分に正直になりましょう。

 

苦手や弱みにも向き合う

 

過去にあった嫌なことはあまり思い出したくないものですが、勇気を出して向き合ってみてください。

 

「何が嫌だったのか」「なぜそうなったのか」「苦手なことや弱みは何か」を理解することで、今後の人生でそれを避けるためのヒントになります。

 

また、可能であればそれをポジティブに変換してみると、トラウマやコンプレックスに蓋をするのではなく個性としてうまく付き合っていくことができるかも知れません。

 

なぜなぜ分析で深堀する

 

自己分析をする際は、考えたことに対して「なぜなぜ」と繰り返し問いかけて深掘りする癖をつけてください。

 

それによって、普段は意識していない自分の本心や大切にしている価値観に気付くことができます。

 

好きなことは?「サッカー」

→なぜサッカーが好き?「試合が楽しいから」

→なぜ試合が楽しい?「チーム一丸となれることが嬉しいから」

→なぜチーム一丸になることが嬉しい?「信頼関係を築けていると実感できるから」

→チームとして信頼関係を築いて動くことが好き

 

繰り返すほど質問も答えも難しくなっていきますが、それはしっかりと自己分析ができている証拠です。

 

例では深掘りは3回で終えていますが、無限に掘っていくことができるので、じっくりと自分と向き合ってみてください。

 

定期的に見直す

 

一度自己分析を終えても、就職活動を進める中で新たな出会いや発見があって考えが変わることがあるため、定期的に見直す必要があります。

 

就活の軸がぶれてばかりいては問題ですが、だからと言って最初に決めた軸にこだわりすぎるとミスマッチに繋がります。

 

業界に違和感を抱いたり、よりわくわくする道を見つけた場合はその気持ちに素直に従いましょう。

 

ただし、そこでも直感で決めるのではなく、違和感やわくわくの理由を再度深掘りすることを忘れないでください。

 

自己分析の活用方法

 

自己分析の結果は就職活動の様々な場面で活用することができます。

 

ここでは3つの活用方法を紹介するので、どのように役立つかを念頭に置いて自己分析を進めましょう。

 

志望企業を絞る

 

まずは自己分析をもとに定めた就活の軸を使って、志望企業を絞っていきましょう。

 

就活サイトで条件を絞り込んで企業検索したり、大学のキャリアセンターや就活エージェント、ハローワークなどで条件に合う求人を紹介してもらったりと企業の探し方は様々です。

 

あまりに多くの企業が該当して絞れない、もしくは該当する企業が少なすぎるようであれば、もう一度就職活動の軸を見直してみてください。

 

志望動機や自己PRのベースにする

 

就職活動では志望動機や自己PRをはじめ様々な質問をされますが、全てのベースになるのが自己分析です。

 

自己分析の内容をまとめたノートはネタの宝庫なので、その中から企業に合わせたエピソードを選んで質問の回答を作りましょう。

 

全ての質問を予想して準備しておくことは不可能なので、想定外の質問がきても自己分析がしっかりできて自分自身のことを知り尽くしていれば、その内容をもとに答えることができます。

 

よくある質問例

・志望動機

・自己PR

・学生時代に頑張ったこと

・長所、短所

・就活の軸

・将来像

・挫折した経験、そこから学んだこと

・継続してきたこと、続けられた理由

・尊敬する人

・自分を〇〇に例えると?(動物、もの、家電など)

・苦手な人のタイプ

・あなたにとって働く(仕事)とは?

 

言い換えを活用する

 

長所と短所は裏表の関係にあり、多くの短所は長所に言い換えることができます。

 

うまく利用することで1つの特徴でも様々な表現ができるため、就職活動で活用しましょう。

 

例えば短所を問われたときに苦手なことだけを伝えるのではマイナスの印象しか与えませんが、ポジティブな表現に変換して考えることで自分の短所を理解してうまく付き合っているとアピールすることができます。

 

日頃からネガティブからポジティブに言い換えられないかを考える癖をつけましょう。

 

言い換え例

 

強み/長所/ポジティブな表現 弱み/短所/ネガティブな表現
意思が強い 頑固/執着する
協調性がある/チームワークを大切にする 周りに流されやすい
行動力がある 落ち着きがない/深く考えずに行動する
忍耐力がある/負けず嫌い 諦めが悪い
責任感が強い 一人で抱え込む
自己主張ができる 我が強い/わがまま
上昇志向 プライドが高い
素直 単純
テキパキと行動できる せっかち
慎重 行動が遅い/心配性/効率が悪い
前向き 楽観的
集中力がある 視野が狭い
落ち着きがある マイペース
柔軟 意思が弱い
明るい 騒がしい/落ち着きがない
好奇心旺盛 飽き性
社交的 八方美人
聞き上手 話し下手

 

自己分析が就職活動成功のカギ!

 

内定を得るためには面接官に自分のことを魅力的にアピールすることが必要で、そのために欠かせないのが自己分析です。

 

自分と向き合うことは想像以上に大変な作業ですが、就職活動というきっかけがなければなかなか行う機会がないものです。

 

就職活動を成功させて、さらにその先の人生を豊かにするために、ポイントを押さえてじっくりと自己分析に取り組んでみましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です